烏丸通と四条通の交差する西側は、鉾町と呼ばれ、祇園祭の時期には、山鉾が聳え、いっそう華やかな雰囲気に包まれるエリアです。今年は、7月13日ごろから、山鉾巡幸の17日まで、大勢の見物人で賑わうことが予想されます。
そんな町で、ランチや夕食、そしてバーで、楽しいひとときを過ごしたい人におすすめなのが、錦小路通室町西入ルにある北京料理の「膳處漢 ぽっちり」です。
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「えーここが、北京料理のお店なの?」と、ミモロは、お店の前に立ちつくします。そこには、堂々とした古い洋館が…。この建物は、昭和初期に建てられ、長らく呉服商を営んでいたところ。その立派な構えからしても、いかに繁盛していたかが伺えます。10年前に、東京に本部を置く「際コーポレーション」という全国に、個性的なレストランなどを展開する会社が、北京料理店としてオープンしたところです。
ゆったりとしたスペースで、のんびりと味わえる料理の味はいっそう。
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「わーレトロな感じ・・・まるで本場中国の古い料理屋さんに来たみたい…」と店内を見まわすミモロです。
石造りの玄関から、中に入ると、そこには、アンティーク家具で設えられたテーブル席が並ぶお部屋。
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窓もどこか異国情緒を漂わせています。「この雰囲気ステキー」
さて、ランチは、日替わりのお弁当1600円やふかひれ美人膳2800円など手ごろな価格で味わえるのも魅力です。
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「この品数、ボリューム、素材のよさ、それにこの雰囲気からして、なんかお得な感じ…。どれも美味しい・・・ご飯が進むねー」と、ミモロはもちろん完食。
そもそも「膳所(ぜぜ)」とは、宮中の食事をつくる場所の呼び名とか、宮廷料理の流れをくむ北京料理のお店であることから、その名に…。
もともとは、現在のような中国風アンティークの設えではなかったそうですが、その佇まいは、中国アンティーク家具とよくマッチしています。
「こういう古い建物って、何しろ天井が高いのがいいよねー」。確かに天井が高いだけで、贅沢な空間に。
「お味いかがでしたか?」と店長の武市さん。
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「魚介類やお野菜がたくさん食べられて、ホント美味しかったー。ちょっと食欲不振だったけど、なんか元気になっちゃったー」と、ミモロ。えーいつ食欲不振だった?
「お店のほかの場所も見ますか?」と。「ハイ。うれしい…」とミモロは、お店のほかのお部屋などを見学させていただくことに。
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スモーキングスペースもゆったり。「あ、ジャガーかな?」ミモロは、同じネコの仲間の像のもとに駆け寄ります。
かつてここは、呉服商の建物。ですから奥には、京都らしい日本情緒あふれる中庭がひろがっています。
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雨の多い季節、緑の苔もいっそうみずみずしく美しく。
「もっと見学しよう…」と、庭に面した廊下をトコトコ。
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「あれ?奥にお蔵があるー」
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実は、このお蔵は、現在「ぽっちり」という名のバーになっていて、夜17:00~翌日午前3時まで営業しています。
そこで、後日、ミモロは、お友達といっしょに、このバーを訪れました。
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「なんか隠れ家みたい…。こういう感じのバーって、大人だよねー」まさに大人がゆっくり寛ぐのにふさわしいバー。ミモロもカンパリオレンジを、ちょっと気取って…。
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「祇園祭では、ここらへんには天神山が立つんでしょ…」「そうです。毎年、すごく沢山の方がいらして…」とバーテンの方との会話も楽しむミモロ、なかなかやりますねー。
*「膳處漢(ぜぜかん)ぽっちり」京都市中京区錦小路通室町西入ル天神山町283-2 075-257-5766 昼11:30~14:00LO 夜17:00~22:00LO バー17:00~02:00LO 祇園祭で山鉾が立つ期間には、特製の豚まんが店頭で販売されます。
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