ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

祇園祭もいよいよ大詰め。還幸祭に先立つ「花傘巡行」。祭りを彩った人たちが次々に登場

2013-07-25 | 祭事・神事・風習

7月24日は、祇園祭の「還幸祭」。四条河原町の高島屋のそばにある「御旅所」にいらした八坂神社の神さまが、再び神社へと戻られる神事が行われます。神輿巡行は、夕方から。それに先立ち午前中に行われるのが「花傘巡行」です。

ミモロも、10時の行列の出発前に八坂神社へ到着。神社の北門付近では、巡行に参加する人たちが、スタートの時を待っていました。この巡行には、祇園祭山鉾連合会、祇園獅子舞研究会、祇園東お茶屋組合、先斗町お茶屋組合をはじめ、さまざまな団体が参加し、巡行を盛り立てています。

さぁ、児武者や稚児の準備も完了。いよいよ出発の時間です。

子供たちの周りには、涼しげな和服姿のお母様や、日本語も流暢なカナダ人の英語の先生もビシッと決めた和服姿で、子供たちを見守っていらっしゃいました。

24日の花傘巡行は、後祭の神輿に先立つお清めの意味で再現されたの。本来は、山鉾巡行が行うべきものですが、昭和41年から、山鉾巡行は、17日だけとなり、後祭の山鉾、橋弁慶から大船鉾までも、そこで巡行しています。来年から、本来の山鉾巡行の姿に戻す方向で調整を行っているため、この花傘巡行のスタイルも変わるものと予想されます。おそらく後祭の山鉾巡行の中に、組み入れられるかも…。そうなるとスタート地点は、山鉾のある付近へと移動になります。「来年の祇園祭には、いろいろ変化がありそうだねー」とミモロ。どうなるか、想像できない様子。

さて、次々に準備を整え、八坂神社を出発する花傘巡行列。

「キャー怖い…食べられそう…」とミモロが震えるのは獅子舞。なかにはやさしいおねえさんがいました。
また、準ミス着物(写真両サイド)など美しい女性たちもワクワクしながら待機。

花傘巡行列は、八坂神社から、四条大橋を渡り、三条通、御池、寺町通を経て、御旅所へと向かいます。

夏休みに入っているので、子供たちもたくさん参加。
明け方まで降り続いた雨も上がり、太陽もさし始めた京の町、気温もグングン上昇しています。沿道では観光客などが、汗を拭き拭き、カメラや携帯で華やかな行列を熱心に納めています。

17日~24日まで3つの神輿がいらした町中の御旅所。
祭りを支える人たちの名札や献上されたお酒などが、ズラリと並び、ここでは神輿の姿もここでは、小さく感じます。夕方、大勢の担ぎ手により、再び八坂神社へと向かう神輿。1週間にわたり、町の人々を近くで見守っていました。「神様も、いつもいる静かな神社だけじゃなく、たまには繁華街に出て楽しかったかも…」と、ミモロ。

花傘巡行列を四条大橋で見送ったミモロは、高島屋でお買い物をして、「そろそろおうちに戻ろう…」と寺町通へ。
観光客でいつも賑わうアーケードの寺町通に入り、地下鉄東西線の市役所前駅へ歩くのが、よくミモロが利用するコースです。三条通を過ぎたあたりで、「あ、花傘巡行列が来たー」

八坂神社で見送ってから約1時間。再びであった行列です。


「来年は、どこを通るのかな?」。現在、道路状況、交通規制など、さまざまな面で、京都の警察と調整を行っているそう。「寺町通を北観音山や南観音山、通れるかな?松が高く聳えているし、三条通から河原町通に抜けるにも、三条通にアーケードあるし…」と、あれこれ心配するミモロ。ポイントは、四条河原町の交差点をいかなるコースで通過するか…来年の祇園祭は、いろいろな変化が訪れる年を向えそうです。



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コメント (4)
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