「なんかすごかった~迫力あった~」とミモロが、感激したのは、「京都伝統産業ミュージアム」で8月29日まで開催の特別企画展「スペース・マウンティング」のオープニングトークのイベントです。
さて、特別企画展「スペース・マウンティング」とは、表具師として国内外で注目される「井上光雅堂」三代目 井上雅博さんが、様々なアーティストとコラボした現代の表具表現を展示。新たな空間表装の世界を体験する企画展です。
井上さんは、「京都国立博物館」の国宝修理所で数多くの文化財修復に携わった初代の技を受け継ぎ、その技で様々な表装の新調と修復を手掛けていらっしゃいます。さらに、現代アートや新素材と表具の技術を融合させた作品を製作。ホテルや飲食店をはじめ、現代建築様式へアプローチする新しいスタイルの表装作品を幅広く手掛けているのです。
その企画展に先立ち、7月3日におこなわれたのが、オープニング・トークイベントで、そこに出席される方々のパフォーマンスがトークイベントの前に始まりました。
「何が始まるんだろう…」と最前列にいたミモロは、興味津々。
大きな器でお茶が点てられるよう…
続いて、金屏風に書が描かれます。
さて、お茶を点てるパフォーマンスをなさったのは、裏千家の茶道家である松村亮太郎さん。
横浜にある茶室「SHUHALLY」を拠点に、日本の文化である茶道を多くの人に愛してもらうために、国内をはじめ、海外でもさまざまな活動をなさっています。
「この大きな茶筅でお茶点てるの大変そう~」と、ミモロの体より大きな茶筅に驚くばかり。
また、素晴らしい書をサラサラと描いたのは、書家の万美さん。
幼いころから書を始め、その書は、高く評価され、活躍の場は、日本だけでなく、海外にも…。
さらに松村さんの注文で作ったという大きな茶碗は、こちらも国内外で活躍する陶芸家・金理有さんの作品。
幅広い作品を手掛け、その作品は多くの人を魅了しています。
「なんかすごい人たちが集まってるんだ~」とミモロは、ただ感激。
いよいよ始まったトークイベント。会場に映し出された映像を見ながら話しが進みます。
なんでも、スペース・マウンティングって言葉は、表装を表しているんだそう。
今回、展示される作品は、日本の伝統的な掛け軸のスタイルを持ちながら、その素材は鉄であったり、空間を使ったものであったり、従来の掛け軸とは異なる新たな趣を湛えています。
床の間が少なくなった日本の建物…従来の掛け軸の枠を飛び出す発想により、さまざまなスペースを飾る新しいスタイルの提案です。
井上さんも大好きな現代アートの加藤泉さんの作品は、古裂の更紗と西陣織の表装裂で。
作品が手元に届いた時、その作品の生命力に感動したという井上さん。「これには、やはり自然を感じる更紗がいい!」と思ったそう。
作品を際立たせ、その魅力をいっそう高めるのが、表装の技。
「本当に、井上さんのイマジネーションの豊かさには驚かされます」と松村さんと万美さん。
作品と表装のマッチングは、まさに無限に広がる世界です。
日本の伝統の技と現代の取り組み方…それを新たに目の当たりにする特別企画展だということがわかります。
さぁ、作品が展示されている会場にいきましょう。まだ、そこにいるの…
「ホントに大きいね~どうやって焼いたんだろう…」と、そこにも関心を抱くミモロでした。
*「京都伝統産業ミュージアム」の詳しい情報はホームページで
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