ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「祇園祭」の還幸祭。三条通に次々に現れる神輿。「丹波八坂太鼓」の熱演に湧く人々。

2023-07-25 | 祭事・神事・風習

7月24日の夜は、「祇園祭」の「還幸祭」の神輿渡御が行われます。

今年は、お友達が住む三条通で、お神輿を迎えることにしたミモロです。

夕方18時過ぎに、四条河原町の御旅所を出発した「八坂神社」の3基の神輿。それぞれの渡御のコースを経て、20時頃に、次々に三条通にやってきて、そこから、さらに「八坂神社」へと進みます。

お友達が住む三条通沿いのマンションの5階から、「もしかして、そろそろなんか来る音がする」とエレベーターで1階へ。「ミモロちゃん、上からお神輿眺めないの?」とお友達に言われますが、「ううん、やっぱり近くで見たいから~」と、神輿行列の全体の様子を見られるという、せっかくの立地を生かすことなく、ミモロは、一目散に1階へ。

「あ、中御座の神輿が来るんだ~」沿道には、三条通の地元の人たちが迎えます。
神輿を先導するのは、「祇園祭」を取り仕切る「宮本組」の皆さんです。
「宮本組」には、ミモロの知り合いも多く、この日も沿道から応援することができました。

「がんばってください~」とミモロ、「どうも~」と笑顔でお答えくださいました。

「ミモロちゃん~こんばんは~」と笑顔を向けてくださった宮本組の方。
 
神輿を先導する大切なお役目。これを担えることは、京都人の誇りなのです。

行列には、馬に乗って稚児さんも…


「中御座」「西御座」「東御座」の3基の神輿、それぞれを分担して先導する「宮本組」のみなさんです。

「宮本組」の姿が三条通から見えなくなった頃、神輿の姿が現れました。


ホイット~ホイット~の掛け声が、次第にミモロに近づいてきます。ドキドキ…ワクワク…ミモロの胸が高鳴ります。

戦前のレトロな建物が残る三条通。昔は、ここが山鉾巡行のコースであったことも…。
「なんかレトロなレンガ造りの建物と神輿が一緒に見える景色って、今まで見たことなかったけど…いいね~」とミモロ。
かつて銀行だったレンガ造りの建物は、今は「京都文化博物館別館」としてさまざまなイベントが行われる場所に。

神輿が現れる間の時間には、ここで「三条通お神輿まつり」が行われます。

この日は、「丹波八坂太鼓保存会」のみなさんの演奏です。

大きな太鼓の音が通りに響き、その迫力は見る人を魅了します。

「丹波」と「八坂神社」の繋がりは深く、神輿の上などに飾られる青い稲は、米どころの丹波から毎年届けられるもの。
もちろん、良質の米と水で生まれた日本酒は、お神酒としても奉納されます。

「太鼓の音っていいね~なんかパワーもらえるみたい…」と、自然に体を動かしているミモロです。

古来から、太鼓の音は、厄払いのパワーがあると…。祭りの夜を太鼓の音が、いっそう盛り上げます。

「見てくれてありがとうね~」と、「丹波八坂太鼓」の方。

「なんか清められた気がします~」と答えるミモロです。

「これ、牛の皮なんだって~」と、そばで太鼓を見せて頂きました。

世界中、どこの地域にも太鼓は存在し、やはり信仰の行事に大きな役割を果たします。
「太鼓の音って、人間の心に、なんか響く音だね~」というネコのミモロでした。動物にとって、太鼓の音は、脅威。「聞いたらたいていネコは逃げるね~」と。人間だけが、それをコントロールして、生きるさまざまな場面で活用しています。

神輿と共に見られた「丹波八坂太鼓」…五穀豊穣や病気退散などの曲が次々に演奏されました。
三条通って、楽しいね~と思うミモロです。

神輿の方々への飲み物も分けて頂いたミモロ。

「ビールかと思ったら、お茶だった~」と。冷たいお茶が、渇いた喉を潤してくれました。

また、三条通で、以前、取材に伺った風呂敷の専門店「むす美」の方々といっしょに神輿を拝むことに…。


小さなミモロながら、三条通を歩いていると、久しぶりの知り合いに次々に会うことができました。
「神様が引き合わせてくれているのかも…」と思うほど。

「東御座」の神輿が過ぎ、そしていよいよ最後の「西御座」錦神輿会の神輿が通りにやってきました。


ホイット~ホイット~の掛け声が、通りに響き、「あ~これで今年の祇園祭終わちゃう~」というミモロ。


そう、ミモロにとっての祇園祭は、還幸祭の神輿渡御で納められますが、まだまだ7月31日まで「祇園祭」は続いているのです。

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 
いつも一緒だよ~ミモロオリジナルキーホルダー



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「大船鉾のお守り、どうです... | トップ | 「弓矢町武具飾り」。かつて... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

祭事・神事・風習」カテゴリの最新記事