ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「やった~!」初めての「六地蔵めぐり」。猛暑の中、無事に完了!やっぱりバスツアーでよかった~

2024-08-27 | 祭事・神事・風習
夏の京都の伝統行事の「六地蔵めぐり」。そこで集めるのは、「お幡(おはた)」というお札です。

6枚をまとめて、家の入口に吊るし、疫病退散、家内安全、福徳招来などを守っていただきます。

さぁ、初めてのミモロの「六地蔵めぐり」もいよいよ最終ポイントに…。
向かったのは、南区の西国街道にある浄土宗「淨禅寺」の「鳥羽地蔵」です。

ここは、浄土宗の西山禅林寺派総本山「永観堂」の末寺です。

バスから降りたミモロ達は、まず、本堂へ。待っていてくださったのは、ご住職。

「ここでお寺の歴史などのお話伺うんだって…よろしくお願いします」とミモロ。

ご本尊の阿弥陀如来さまの前に座り、しばしお話を伺います。

寺伝によれば、平安時代に文覚上人が、袈裟御前の菩提を弔うために創建したそう。
北面の武士であった遠藤盛遠が、ある日、偶然目にした美女袈裟御前に恋慕します。すでに既婚者であった彼女は、もちろん彼を拒否。でも、諦めきれない彼は、彼女のお母さまの命を狙ったり、自分のいうことを聞くように、執拗に彼女に迫ります。

「ホント、迷惑なストーカーだよね~」と怒りを覚えるミモロ。

エスカレートする彼の行動に業を煮やした彼女は、ある晩、夫の寝所に偲んで夫を殺すように彼に伝えます。その言葉通り、約束の夜、寝所に偲んだ彼は、そこに寝ている人の首をはねて持ち帰ります。明るい場所でその首を見ると…な、なんとそれは袈裟御前その人。その事実に愕然とした彼は、自らの罪を恥じ、出家。文覚上人となり、彼女の菩提を弔うことに。

「え~高僧として知られる文覚上人って、本当は、酷い人だったんだ~」とミモロ。文覚上人と言えば、高雄神護寺の中興の祖となった高僧です。
「でも、どうして袈裟御前は、夫に相談しなかったんだろ?」と、その点を不思議に思うミモロです。


ご本尊のそばには、美しい袈裟御前の像が祀られています。

「美しいって、罪だね~」美しいが故に起こった悲劇…ミモロには、縁のない世界です。

さらに境内の一角には、袈裟御前の首塚と言われる石塔があります。


本堂のお話の後、ミモロたちは、地蔵堂へ参拝します。

「ここのお地蔵様も美しい~」


「あの~お幡くださいな~」2番札所になります。


「やった!全部集めたよ!」


6枚揃った「六地蔵めぐり」のお幡。


「お疲れ様でした~」と、お友達。


「無事に全部巡れましたね~」と、添乗員さんもホッとした様子。


さて、「六地蔵めぐり」を整理すると…
1番、伏見区 大善寺 
2番、南区  淨禅寺 
3番、西京区 地蔵寺 
4番、右京区 源光寺
5番、北区  上善寺
6番、山科区 徳林庵

「すごい!京都市のすべての区を1日で巡ったんだ~」と気づいたミモロ。

集合場所の「京都駅」は、下京区、お昼を食べた「智積院会館」は、東山区、ミモロが住んでいるのは下鴨の左京区。京都駅に行くとき、地下鉄で中京区を通過、バスでは、上京区も通っていますから、1日で、京都市11区全部に入っていることに。

つまり「六地蔵めぐり」って、移動距離がスゴイのです。

昔は、参拝者は、バスや電車などの時刻を調べ、乗り換えなどを繰り返し、巡ります。
「それって、考えただけでも、大変…」と。
さらに「もっと昔は、全部歩いたのかな??」。その苦労をしてこその「六地蔵めぐり」という方もいらっしゃいますが、何年もなさっている参加者の高齢化も目立ち、近年の猛暑では、途中で倒れる危険も…。そのためおすすめは、バスツアーです。


「やっぱり今年はバスツアーにしてよかった~」

涼しいバスに乗りながら、解散場所の「京都駅」へ向かいました。

なお、今回ミモロが参加したのは、「京都新聞旅行センター」企画のバスツアーでした。

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