ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロのおすすめランチ。地元の人に愛されて40余年。手作り洋食「キッチンなかお」

2022-05-07 | グルメ

「わ~いろんな料理がのってる~」とミモロが嬉しそうに見つめるのは、手作り洋食「キッチンなかお」の品です。


「あれ~なんか美味しそうな洋食店があるよ~」と、ミモロは、哲学の道そばの「安楽寺」に行く途中で足を止めたのが、このお店。


何度もこのエリアは訪れていますが、実は、この道を通ったのは初めてでした。住宅地にあり、白川通と哲学の道の中ほどに位置する場所にあるのです。

店の前の看板をじっと見つめるミモロ。

「なんか美味しそうな気がする…」と、食いしん坊のネコの勘を働かせます。

京都は、洋食店が多い町…ハンバーグやエビフライなど洋食の定番の品々がいろいろなレストランで味わえます。

「入ってみよう~」と、初めてのお店に入るときは、ちょっと緊張…
店内は、落ち着いた雰囲気のインテリアで、昭和の上質のレストランという感じです。


「いらっしゃいませ~」と笑顔の素敵なお店の方。

「あの~このお店、ずっとここにあるんですか?」とミモロ。
「はい、もう40年以上になりますね~」と、ここのシェフの息子さん。

お父様のシェフの中尾さんは、なんでもホテルでキャリアを積まれた料理人。奥様と共に、昭和53年(1978)に開業されたそう。

現在、息子さんがお父様の味を守るために、店を手伝っていらっしゃいます。

「何にしようかな?」と改めてメニューをチェックするミモロ。


「今月は、帆立貝柱バター焼きがおすすめなんだ~」


「う~でも、初めてだから、いろんなものが食べたいし~」ということで、選んだのは、このお店の人気の品「バラエティセット(1400円)」です。

エビフライに牛肉の生姜焼き,鶏唐揚げ、カニクリームコロッケ、コーンスープ、サラダ、ごはんのセットです。

まずは、コーンクリームスープがミモロの前に…。

なめらかなコーンスープ…まろやかな味わいが口に広がります。「すごく美味しい!」と目を細めるミモロ。
「このスープだけ食べに来てもいい感じ…」つまりそれほど美味しいということ。

しばらくしてミモロの前に店人気ナンバーワンの「バラエティセット」のプレートが…

ミモロが大好きなものばかりのったプレートです。
実は、このプレート、ミモロの顔の大きさと比べ、すごく大きなものではありません。どちらかというと小さめの品々ですが、その量は絶妙。ひとつひとつがとても丁寧に作られ、「もう少し食べたい~」と思うサイズです。

自家製のタルタルソースやトマトソースがいっそう料理を引き立てます。
「わ~このカニクリームコロッケ美味しい!」と感激するミモロ。いろいろなカニクリームコロッケを食べているミモロですが、その中でも心に残る味わいです。

「トマトソースのスパゲッティもいいお味…」プレートのサイドメニューのようなスパゲッティですが、これも実に美味しくて、「ナポリタンが食べたい~」と思うほど。

「今日、このお店の前通ってよかったね~」というミモロ。
このお店は、地元の人に愛され続け、すでに3代のご家族が訪れるそう。「お誕生日やいろいろな記念日にいらっしゃるんですよ~」と。
京都には、そういう洋食店がいくつかあります。
「コロナの影響は、もちろんありますが、地元の方がメインの店なので、テイクアウトなどでも召し上がっていただけました」と。
昔からテイクアウトはなさっているお店で、自宅でのパーティーなどにもお料理を注文される方が多いそう。

「今日は、ちょうどいいタイミングでいらっしゃいましたね~」とシェフの奥様。
前日は、お店の前に待つ人の列ができたそう。
この日もミモロの後からは、次々にお客様が…あっという間に満席になりました。

「またぜひ伺います~」と手を振ってお別れしたミモロです。

シェフのお父様は、お忙しくお話できませんでした…「さぁ、お邪魔しないで戻ろう…」と、ミモロは、いろいろな花が咲く住宅地を哲学の道へと進んだのでした。


お散歩の途中で出会った、美味しい洋食店でした。


*「キッチンなかお」京都市左京区浄土寺下南田町40-2 ☎075-761-8863 営業時間11:30~15:00 17:00~21:00 不定休 市バス「浄土寺」または「錦林車庫」から徒歩5分


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