ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[祇園祭」のお楽しみ…町家で拝見する秘蔵の屏風など。「京空間mayuko」の源氏物語屏風や山鉾のハガキ、虎の掛け軸など

2024-07-13 | イベント
「昔の祇園祭の様子が、なんかわかるね~」とミモロは、山鉾が刷られた短冊を拝見。

ここは、醒ヶ井仏光寺の町家ギャラリー兼和装雑貨などのお店でもある「京空間mayuko」です。


京空間mayuko」では、7月13日~15日の11:00~17:00 予約なしで拝見できます(通常は、事前予約が必要)

ミモロは、ここで、草木染体験、投扇興や貝合わせ、闘茶体験、アクセサリー作りなど、染織作家の気谷麻由子さんが主宰する体験教室に参加しています。「面白いよ~」とミモロ。今も、体験プログラムがあるので、ぜひチェックしてみて…

さて、この日、ミモロは、「八坂神社」から四条通を市バスで四条堀川へと向かいました。

「このバスは、五条通を迂回します」とドライバーさんのアナウンス。「あれ?四条通進めないんだ~」。そう、通りには、山鉾が建てられ、またその曳き初めが行われるため、交通規制が…。「祇園祭」の期間は、四条通、烏丸通などで、交通規制が行われ、市バスは、迂回を…また大渋滞が起こるため、「絶対、車で入りたくないよね~」とミモロ。市バスの運行状態は確認が必要。

少し遠回りをして、「京空間mayuko]に到着したミモロです。

「わ~立派な屏風だね~」
お座敷を飾る金色の屏風。そこには、「源氏物語」の名場面が描かれています。

江戸末期の創業以来、正絹の生地を扱う「黒田庄七商店」。京都の商家の暮らしを、物語る様々な品々が収集、保存されています。

特に「祇園祭」の時期は、商家に飾られた「祇園祭」の品々が披露され、それは美術館などに保存される工芸品や美術品ではなく、京都の人々の暮らしにごく当たり前にあったものだけに、今は、残っているものが殆どないのです。
 

床の間に並ぶ絵葉書…

「キレイな色…版画?印刷?」とじっと見つめるミモロ。

ハガキは、黒田庄七商店の暑中見舞いで、長刀鉾などが描かれています。
 
「わ~郵便代金、5円だって~今は、え~と63円だっけ?スゴイ…12倍以上だよ~」今後も値上げが行われる郵便料金。「これから、こういう暑中見舞いハガキって、使われなくなるね~」と時代の変化を思うミモロです。

さて、奥のお蔵にも行ってみましょう。

そこには、友禅作家であるこの家の当主の黒田庄七郎さんのコレクションが…

「タイガースファンなんだって~だから、虎さんのものいろいろ収集なさってるよね~」と、すでにいくつも拝見したことがあるミモロ。
「これ、迫力あるね~」と。

「まぁ、虎さんは親戚筋って言えるから、ミモロも見習う…」というネコのミモロ。でも、このように凛々しい顔つきは、どう見習っても無理。ただじっと拝見しました。

また、染織作家の気谷麻由子さんの作品も展示販売されています。
 
草木染の浴衣や半襟・・・優しい色合いが肌に馴染みます。

他にも、アクセサリーもいろいろ。


「なんかここに伺うとのんびりしちゃう…」と気谷さんと冷たいお茶を頂きながら、お話したり、京都の夏を過ごします。


13日~15日までは、予約いらずで無料拝見できます。ぜひ、山鉾見物の途中で立ち寄ってはいかがでしょうか?

*「京空間mayuko」京都市下京区要法寺町445 


「もう山鉾の曳初め終わっちゃったかな?」と言いながら四条通へ

「あ、まだ動いてる…」山鉾の周りには、多くの人の姿が…・

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