10月23日まで「京都文化博物館」で開催された「京の名工展」。ミモロは、京の伝統工芸の職人さんたちのお話を伺い行きました。「京印章」「京友禅」に続いて、「竹工芸」のお話です。
「京竹工芸」の工房をなさっている細川秀章さん。
作品は、「波網代編飾」
よく見ると、普通の網代編とは異なり、波のような模様が…。
お茶事などにも登場する竹の品々。京都の伝統文化には、欠かせない素材です。
真竹などの表面の皮を薄くして編む作業は、まず素材の準備から…。その実演を…
「すごく薄い~削るの大変そう…」削ぐだけでなく、幅を統一させたり、角を丸くしたり…編み始めるまでもかなり手間がかかるのです。
自然な風合いが魅力の竹の品。それを使ったトートバッグは、和装、洋装両方に使えるデザイン。
「普通のトートバッグより特別感あるね~」と、いつもトートバッグの中に入って、移動するミモロは、居心地のよさそうなものに興味津々。
竹籠バッグは、受注生産で…「こういうサイズのこういうのが欲しい」と相談から始まります。
詳しくは、細川秀章さんの工房「竹公房 喜節」のホームページからどうぞ~
そしてこの日の最後は、「京表具」の八木智正さん。
「どういうものを使うかは、その作品をよく理解しないとできない作業なんです」と。
八木さんは、作品のもつ背景や意味をさまざまな文献などで調べたりして、ふさわしい文様の生地を選んだり、また全体の雰囲気から色合いを吟味なさるそう。
書や絵画などの雰囲気を大きく左右する表具。どんなものを使うかで、その趣が変わります。
この日、例として説明したくださったのは、木島櫻谷筆の「滝図」です。
今は、薄いベージュのような表装ですが、以前は、もっと色の濃いものだったのです。
すっぽり切り取られた「滝図」は、新たな表具で生まれ変わりました。
また、茶道のそれぞれのお家元には、好みがあり、それを理解して掛け軸の表具をしないと、とんでもないことになるそう。
「これが単に雰囲気が合うからって、選んじゃいけないんだ~深いね~」と、感心しきりのミモロです。
最近は、住宅の設計から、掛け軸をかける場所がない…という状況も多く、その楽しみ方にも変化があるそう。
海外からの問い合わせもあるそうで、表具に関して、外国人が関心を抱いているとか…。
「いいものに国境はないね~」とミモロ。
個人からの注文も受けて下さり、自分の書や作品を、京の優れた表具職人さんにしたたてもらえば、その出来栄えは、さらにアップして見えること間違いなし!
八木さんへのお問い合わせなどは「八木米寿堂」京都市下京区東前町422 ☎075-351-2853まで
京都の伝統工芸に関して、いろいろ教えて頂いたこの日。
京都に限らず全国の伝統工芸は、後継者不足や需要の減少など、さまざまな課題を抱えていますが、その優れた技を後世に伝えるために、若手の職人さんたちの支援がいっそう求められます。
職人さん自体も、いろいろな場所で、多くの人に理解を深めてもらう試みをなさったり、現代のライフスタイルにマッチした品づくりなどに積極的に取り組んでいます。
「昔のイメージの職人さんとは、全然違うよね~昔は近寄りがたかったけど…」と職人さんのお友達も多いミモロです。
今、アフターコロナの新たな京都観光の楽しみとして、工房見学などのツアーも多数企画され、神社仏閣見物の観光だけではない、京都ならではの伝統文化への触れ合いが人気のツアーになっています。
京都の伝統と触れ合うひととき、京都旅では、ぜひ、伝統工芸の工房見学に参加してはいかがでしょうか。
「京都工房見学」で検索するといろいろな場所やツアーが紹介されています。
ちなみに会場となっている「京都文化博物館」の建物は、旧日本銀行京都支店で近代建築として重要文化財に指定を受けた別館と、それに連動する本館からなり、京都府が京都の歴史と文化を紹介する総合的な文化施設。昭和63年の開館以来、さまざまな企画展やクリエーターたちを支援しています。
「これからもいろいろ企画しますから、お楽しみに~」と京都府の担当の方。
三条通沿いの町中にある文化施設は、交通の便もよく、ミモロはお買い物のついでによく立ち寄っています。
「また来なくちゃ~」
*「京都文化博物館」の詳しい情報はホームページで
<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
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ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
「京竹工芸」の工房をなさっている細川秀章さん。
作品は、「波網代編飾」
よく見ると、普通の網代編とは異なり、波のような模様が…。
お茶事などにも登場する竹の品々。京都の伝統文化には、欠かせない素材です。
真竹などの表面の皮を薄くして編む作業は、まず素材の準備から…。その実演を…
「すごく薄い~削るの大変そう…」削ぐだけでなく、幅を統一させたり、角を丸くしたり…編み始めるまでもかなり手間がかかるのです。
自然な風合いが魅力の竹の品。それを使ったトートバッグは、和装、洋装両方に使えるデザイン。
「普通のトートバッグより特別感あるね~」と、いつもトートバッグの中に入って、移動するミモロは、居心地のよさそうなものに興味津々。
竹籠バッグは、受注生産で…「こういうサイズのこういうのが欲しい」と相談から始まります。
詳しくは、細川秀章さんの工房「竹公房 喜節」のホームページからどうぞ~
そしてこの日の最後は、「京表具」の八木智正さん。
「どういうものを使うかは、その作品をよく理解しないとできない作業なんです」と。
八木さんは、作品のもつ背景や意味をさまざまな文献などで調べたりして、ふさわしい文様の生地を選んだり、また全体の雰囲気から色合いを吟味なさるそう。
書や絵画などの雰囲気を大きく左右する表具。どんなものを使うかで、その趣が変わります。
この日、例として説明したくださったのは、木島櫻谷筆の「滝図」です。
今は、薄いベージュのような表装ですが、以前は、もっと色の濃いものだったのです。
すっぽり切り取られた「滝図」は、新たな表具で生まれ変わりました。
また、茶道のそれぞれのお家元には、好みがあり、それを理解して掛け軸の表具をしないと、とんでもないことになるそう。
「これが単に雰囲気が合うからって、選んじゃいけないんだ~深いね~」と、感心しきりのミモロです。
最近は、住宅の設計から、掛け軸をかける場所がない…という状況も多く、その楽しみ方にも変化があるそう。
海外からの問い合わせもあるそうで、表具に関して、外国人が関心を抱いているとか…。
「いいものに国境はないね~」とミモロ。
個人からの注文も受けて下さり、自分の書や作品を、京の優れた表具職人さんにしたたてもらえば、その出来栄えは、さらにアップして見えること間違いなし!
八木さんへのお問い合わせなどは「八木米寿堂」京都市下京区東前町422 ☎075-351-2853まで
京都の伝統工芸に関して、いろいろ教えて頂いたこの日。
京都に限らず全国の伝統工芸は、後継者不足や需要の減少など、さまざまな課題を抱えていますが、その優れた技を後世に伝えるために、若手の職人さんたちの支援がいっそう求められます。
職人さん自体も、いろいろな場所で、多くの人に理解を深めてもらう試みをなさったり、現代のライフスタイルにマッチした品づくりなどに積極的に取り組んでいます。
「昔のイメージの職人さんとは、全然違うよね~昔は近寄りがたかったけど…」と職人さんのお友達も多いミモロです。
今、アフターコロナの新たな京都観光の楽しみとして、工房見学などのツアーも多数企画され、神社仏閣見物の観光だけではない、京都ならではの伝統文化への触れ合いが人気のツアーになっています。
京都の伝統と触れ合うひととき、京都旅では、ぜひ、伝統工芸の工房見学に参加してはいかがでしょうか。
「京都工房見学」で検索するといろいろな場所やツアーが紹介されています。
ちなみに会場となっている「京都文化博物館」の建物は、旧日本銀行京都支店で近代建築として重要文化財に指定を受けた別館と、それに連動する本館からなり、京都府が京都の歴史と文化を紹介する総合的な文化施設。昭和63年の開館以来、さまざまな企画展やクリエーターたちを支援しています。
「これからもいろいろ企画しますから、お楽しみに~」と京都府の担当の方。
三条通沿いの町中にある文化施設は、交通の便もよく、ミモロはお買い物のついでによく立ち寄っています。
「また来なくちゃ~」
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