ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

3月18日まで、「第54回 京の冬の旅」。~秘められた京の美をたずねて~

2020-02-21 | 歴史・史跡

春を感じながらも、やはり冷え込む京都。毎年、この時期行われる、非公開文化財特別公開の「京の冬の旅」も今年で54回を数えます。
「え~ということは、もう54年間もやってるってこと?」とミモロ。

春の桜、秋の紅葉の時期に集中する京都への観光客。京都市観光協会では、ほかの時期の観光客の落ち込みによる、京都の観光産業への影響を緩和するため、日頃、非公開になっている神社仏閣と連携し、いつもは見られない貴重な文化財をゆっくりと鑑賞できる、魅力的な京の旅を作り上げたのです。

「そう、いつもは見られない場所に入れたり、非公開文化財が見られるから、見逃せないんだよね~」と、京都に住むミモロは、その時期は、計画を立てて、いろいろなところを巡っているのです。

先週、訪れたのは、烏丸今出川エリアにある尼門跡寺院の「三時知恩寺」と「光照院」です。このエリアは、「京都御所」の北西に位置し、御所から歩いても15分弱とご近所という感じ。そこにあるのは、皇女さまたちが暮らした尼門跡といわれる寺院です。
 
まず、「三時知恩寺」は、「旧入江御所」と呼ばれ、室町時代、崇光天皇の旧御所「入江殿」を寺院に改めたのが起こりだそう。門跡寺院は、他の寺院と異なり、皇子や皇女が暮らす場所というだけあって、室内の雅さが際立っています。
「三時知恩寺」にも円山応挙や狩野派の作品など、歴代の天皇から賜った調度品があり、それらが公開されています。

そして、同じエリアに位置するのは、「光照院」でこちらも「旧常盤御所」と呼ばれ、南北朝時代に、後伏見天皇の皇女さまによって創建された尼門跡寺院です。
 
敷地内には、昭和天皇御大典の時の建物を移築した常盤会館が見どころのひとつ。ここにも、美しい調度品があり、それを拝見できます。

今回の「京の冬の旅」の寺院は、内部および庭も撮影禁止の場所が多く、ミモロとしてはお伝えできないのが残念です。

さて、そこから、ミモロは、お友達といっしょに、京都の南東に位置する「泉涌寺」へ出かけました。

「御寺」と呼ばれる「泉涌寺」は皇室の菩提所。お寺のそばには、皇族の墓所である「月輪陵」や「孝明天皇の御陵」があり、歴代の天皇も参拝なさる場所です。
まずは、塔頭のひとつ「新善光寺」へ。
 
ここは、その名が示すように、後嵯峨天皇の勅願により、信濃の善光寺本尊をもした阿弥陀如来立像を本尊として創建されたお寺です。
「だから京都の善光寺って呼ばれてるんだって~ここは、冬の旅初公開なんだよ~」と説明書を見たミモロ。
狩野周信作の襖絵「唐人物図」などが見どころです。

お庭もゆっくりと拝見しました。

そして続いて「泉涌寺」で訪れたのは、特別公開の「霊明殿」という歴代の天皇の位牌を祀る荘厳なお堂です。
 
ここも、撮影はできません。「う~みんなに紹介できなくて残念…」とミモロ。

詳しくは、「京都navi」でみてください。

さて、「京の冬の旅」のミモロのお楽しみは、スランプラリー。訪れた寺院のスタンプを3つ集めると、「ちょっと一服」でお茶とお菓子などを指定の場所で頂けます。
ミモロは、「ここのお菓子美味しいんだ~」と以前も行ったことがある「俵屋吉富」へ。そこで、お抹茶とお菓子を頂きました。
 

「京の冬の旅」は、3月18日まで。(その前に終了する場所もあるので、ご確認ください) 10時から16時が受付時間。
拝観料は、1か所600円です。


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