「やっぱり行かないと~」とミモロは、自転車に乗って、坂道をフーフー言いながら到着したのは、東山の紅葉名所として知られる「真如堂」です。
駐車場も近くにあるので、車で来てもよかったんですが、運動を兼ねて自転車で…。「でも結構キツイよね~」と、ミモロ。
境内には、たくさんの楓の木々があり、地元の人も気軽に訪れる場所。「だって無料ですごくきれいな紅葉が見られるんだよ~」と、毎年ミモロも訪れています。
「真如寺」は、正式には「真正極楽寺」で、天台宗の寺院で、本堂は、京都市内の天台宗の寺院の中で最大規模を誇ります。
みんなが撮影するのが、五重塔。
「前はお休み処で、お茶なんかできたのにね~」と。コロナの影響で、京都の神社仏閣では、飲食の制限が厳しくなっています。
広い境内のあちこちを巡り紅葉を楽しみます。
見事な日本庭園もあり、以前、拝見したことがあるので、今回は、先へ進むことに…
阿弥陀如来を本尊に祀る本堂に参拝してから、「真如堂」の墓所エリアの脇を抜けて、道沿いに進み、「黒谷さん」と呼ばれる浄土宗の「金戒光明寺」へ向かいます。
途中も紅葉がミモロを迎えてくれました。
現在、修復工事中の「文殊堂」を背に石段を下りて、本堂へ
「ここのお庭は、ライトアップされてたんだ~」。紅葉が美しい回遊式庭園が公開されていました。
「金戒光明寺」は、幕末、会津藩が京都守護のために駐屯した場所。新選組発祥の地と言われます。
京都の町を一望でき、「京都御所」からも丸太町通を経て、すく行ける距離に位置します。「ここに松平容保さんがいたんだよね~」といつもここに来ると思うミモロ。最後まで徳川幕府のために命を懸けた人々を思わずにはいられないのです。
幕末の京都は、本当に緊張感に満ちた場所…。遠く会津からやって来た藩士たちを思うミモロです。
本堂に参拝する前に手水でお清め…「あれ?お水使えない…」
手水一面に色とりどりの菊の花、その周囲を小さなアヒルが配されています。「う~ますます手水のデコレーション進んでるね~」と驚くミモロ。
「本堂」に参拝した後、ミモロは、西側の壁沿いに進みます。
「こっちだよ~」
自転車を停めている「真如堂」への戻り道です。
ミモロが入っていくのは、「金戒光明寺」の塔頭のひとつ「栄摂院(えいしょういん)」です。
朱色の門で、秋のこの時期のみ山門が開いて、お庭が公開されています。
「よかった~やっぱり拝見できるんだ~」と山門からお庭へ。
「わ~ここの紅葉もいいね~」まさに知る人ぞ知る東山の紅葉の名所です。彦根藩家老の木俣守勝が創建。山の斜面を巧みに巧みに取り入れた作庭の技が見事です。
大きな楓が庭を覆うように枝を伸ばし、木洩れ日が、落ちた葉を照らしています。
参拝者も少ない庭…ミモロは、静かさに包まれ、ゆっくり紅葉を見つめます。
本堂の参拝はできませんが、外から手を合わせます。
門のところに浄財の箱が…「少しだけどお納めしよう~」とお小遣いから300円納めました。
訪れた人は、必ず感謝の気持ちを納めましょう。
そこから北に進むと、「真如堂」の正面に至ります。
これ、ミモロの紅葉一周コースなのです。多少坂道などもありますが、歩きやすいコースです。
「1時間あれば十分回れるよ~」と。
「今週末までは、まだ紅葉楽しめそう…もっと他の場所も行こうかな?」というミモロなのでした。
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