ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

修学院離宮のそばの「禅華院」での「大根炊き」へ。地元の大根で、新たな春への幸せを祈ります。

2025-02-02 | 祭事・神事・風習
「美味しそう…頂きま~す!」とミモロの前には、よく煮汁が滲みた大根が…。

2月1日の10時過ぎ。先日「写仏体験」をした修学院離宮のそばにある臨済宗大徳寺派の「禅華院」を訪れました。


「写仏体験」の時に、目にした「大根炊き」の知らせ。

しっかりミモロは覚えていて、「行きたい~!」と、その日、朝からしっかり寒さ対策をして、出掛けます。

 
節分は、明日にも関わらず、すでに鬼のお面をかぶって…。

「まだ、大根残ってるかな~」と、ちょっと心配しながら…本堂へ。

すでにそこには、地元の檀家の方々の姿が…。

「ミモロちゃん、いらっしゃい~」と、ご住職が笑顔で迎えてくださいました。

「あの~大根炊き、頂きに来ちゃいました~ミモロ、大根好きなんで~」と。食べ物のふるまいには、目がないミモロです。

「はい、まだありますよ~。あの~古いお札ありますか?」とご住職。この「大根炊き」では、古いお札などを竈でお焚き上げをしてくださるのです。「もう古いお札は、他に納めちゃいました~。だからミモロだけです」と。

「では、竈のところへどうぞ~」と。お寺の一角にある竈へ。

以前、ご住職がここに来る前まで、しばらく使われていなかった竈を修繕なさったそう。でも今では、立派に、元のように活躍しています。

「では~」と古いお札をお持ちになった檀家の方と一緒に竈の前へ。

そこで、お札を竈にくべると、ご住職の読経が始まります。守ってくださったお札への感謝…そして、新たな春から始まる1年の息災を祈ります。

「こっちのお釜が大根炊きですよ」

木蓋を開けると、湯気の立ち上るお釜の中に、味が滲みこんだ美味しそうな大根が…。

「あちらで、ゆっくりどうぞ~」と、境内に置かれた木の縁台で頂くことに。

「わ~柔らかくて、溶けるよう…お出しがしっかり滲みて美味しいね~」お箸で掴もうとすると崩れるほど、よく煮えています。

「すごく手間がかかってるんでじゃないですか?」と、この準備をなさったご住職の奥様に伺います。

「そうですね~3日間ほどかかってます」と。檀家さんの農家で育った大根。まずは皮むきをして、下茹で。そして味をしみ込ませるために、じっくり2日間ほど煮込むそう。一般的な大根炊きは、油揚げといっしょに炊かれていますが、ここでは大根だけ。それだけに、大根本来の甘味を実感。

大根炊きと共に頂いたのは、お札。

「立春大吉」は、謹賀新年と同じ意味で、邪気除け・招福のお札。そして「鎮防火燭」のお札は、火伏です。

「ミモロちゃん~」とやさしく抱っこしてくれたのは、お友達のお嬢様たち。

「あれ~鬼のお面被ってるの~?」と。「うん、節分だけしかかぶれないから…」と年に1度の姿です。
ミモロのファンで、ミモロの性格や悩みなど、いろいろ詳しくご存じで、他の檀家の方々にもミモロを紹介してくださいました。

境内の一角に鎮座なさる大きな石仏に参拝。長い歴史と地元の方々に深く崇敬されているお寺であることを物語るもの。


「お世話になりました~」と、お礼を言って、お寺をあとにするミモロです。


天気予報では、寒さも厳しいとのことでしたが、「思ったより温かくてよかった~。このまま1日、雨が降らないといいなぁ~」と。


節分の行事がいろいろな場所であるので、午後は、そちらへも…。
「京都の節分って忙しいんだよね~」と。さぁ、次はどこかな?

*「禅華院」京都市左京区修学院烏丸町20 ☎075-781-2609 通常非公開。参拝は事前に連絡を
尚、毎月行われる「写経・写仏体験」「大根炊き」には、時間中なら、予約なしに、どなたでも参加できます。


<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 京都旅、初めての19才のミツ... | トップ | 2月1日の午後。節分で賑わう... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

祭事・神事・風習」カテゴリの最新記事