ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

もし大好きなママが、コロナかもと思ったら…悲しみをもたらす離れ離れの時間

2020-04-26 | 体験

コロナ感染が拡大する今。私たちがすべきことは、それぞれが十分に感染に注意すること。
今日は、ミモロとメディーちゃんに、そんな状況を演じてもらい、感染がもたらす悲しみを思い、いっそう気を付けていただけたらと思います。

『ミモロ劇場」 題して「もし大好きなママがコロナかもと・・・思ったら・・・・」 


出演 子猫のミーモ役 ミモロ ミーモのママ役 クマのメディ


はじまり、はじまり・・・

ある日、子猫のミーモのママは、風邪のように咳やのどが痛くなり、熱も少しあるみたい…
「もしかして・・・コロナに感染したかも~」とママは心配になりました。

でも、ミーモの世話もあり、マスクをしながらいつものように過ごします。
日追うごとに、「ちょっとお昼寝ね|」といってベッドに入ることが多くなりました。


「もしかして、コロナだったら、ミーモに移してしまう…そうなったら大変…」ママは、心配でたまりません。
だから、
「ミーモ、ママはお風邪だから、移っちゃうといけないから、離れなさい!」と、ママは、ミーモに強い口調で言います。
「え~ヤダ~そばにいる~」と小さなミーモは、いっそ強くママにしがみつきます。

全世界に蔓延しているコロナウィスルの恐ろしさなど、小さなミーモに理解できるはずはありません。

「でも、このままでは…」ママは、心を鬼にして、ミーモと距離を置くことにしました。

「いやよ~ママのそばにいるの~ワーン ワーン」と、お友達に体を掴まれたミーモは、泣きながら足をバタバタさせて、ママから離れることに抵抗します。
「ミーモ、大丈夫・・・いい子だから、少し待っててね~」と、ミーモから離れるママの目にも涙がにじみます。

外国に赴任し、そのまま帰国できないパパ。ミーモの世話は、幸い近所のお友達が見てくれることに…。

ミーモから離れ、ベッドルームにこもるママ。
「ママ~大丈夫?お部屋に入れて~」と、ミーモは、寝室のドアの前で、中のママに必死に呼びかけています。

「なんで、ミーモを入れてくれないの?ミーモのこと、嫌いになっちゃったの?お願いいい子にするから~開けて~」と、何度も声を嗄らすまで呼びかけるミーモです。

その声を部屋の中から聞くママ・・・涙がとめどなく流れます。「ミーモのため…我慢しなくちゃ~」声を殺して泣いています。

「ミーモ、大丈夫よ~待っててね~。大好きよ~」と、喉の痛みをこらえながら、やっと声を出し、ドアの外のミーモに呼びかけます。
「ママ~開けて~」と、その声を聴いたミーモは、いっそうドアを叩きます。


ドンドンドン・・・何度ドアを叩いても、中から返事がありません。手が痛くなっても叩き続けるミーモです。

やがて、涙も枯れて、ミーモは、ドアの前から離れます。

そんな日が何日か続き、熱も下がり、風邪のような症状も消え、やっと元気になったママ。
寝室に持ち込んだスマホを通じて、ミーモとお話できるようになりました。
「あ、ママ~」お友達のスマホでママに会えたミーモです。
「ミーモ、いい子ね~。お友達のいうことよく聞くのよ~」とママ。「うん…」と、寂しさで目を潤ませながら、やっと返事するミーモです。

でも、ママの今の状況では、コロナなのか、どうか検査することもできません。
『陽性だったら、ミーモに感染するリスクがある~どうしよ~」とママは悩みます。

これ以上、ミーモの世話で、お友達に負担をかけるのもはばかられます。

コロナ陽性と判断されたら、入院ができ、またミーモなど、子供の世話も自治体などが手当てしてくれるかもしれませんが、その具体的対策も今だ明瞭ではありません。

やがて自力ですっかり元気になったママは、コロナだったかも・・・という心配を抱きながらも、思い切って、ドアを開けて、ミーモの前に・・・
「ミーモ おいで~」と両手を広げて、駆け寄るミーモを抱きしめました。
「ママ~」と久しぶりのママの姿に大喜びのミーモ。

ママも、ミーモの笑顔は、スマホを通じてみていても、実際、抱っこしたミーモの小さな体の温かさに、涙が頬を伝います。

「もう離れないもん~!」とギュっと抱き着くミーモです。


小さなミーモにとって、短い時間であっても、大好きなママから離れなくてはならい時間の辛さは、生涯心に残ります。

おそらくママは、ふつうの風邪だったのでしょう。
現在、風邪をひいても、それがコロナかも・・・という懸念は払しょくできません。
「安心できるように、速やかに、コロナの検査ができることを望みます」とママ。
そう思う人は、多いのではないでしょうか?
こんな不安を抱く親子を増やさないために、コロナ終息のために、それぞれが十分に考慮して行動しなくては・・・。

元気になったママは、ミーモと接するときは、必ずマスクをするようになったそう。

一度、ママから無理やり離された小さなミーモは、ひとり遊びをしていても、ママの姿が見えないと、慌てて探し回るようになりました。「ゆっくりトイレにも行けなくなった」というママ。トイレに入っても、ミーモはドアのところで、ママに「早く出てきて~」と声をかけるのだそう。

コロナに感染しなくても、ママと離れた悲しい経験は、子供の心にストレスを生みます。不安なのです。

今後、コロナの感染が収束しても、多くの人々が、さまざまな面で心のケアを必要とすることでしょう。

「ミモロ劇場」~おしまい~

コロナを懸念し、「抱っこ~」という愛する子供を抱けない親ほど、つらいものはありません。
また訳も分からず、抱っこを拒否される幼子も不憫です。


1日も早い終息を願うのみです。


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1 コメント

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Unknown (京極 京介)
2020-04-27 09:29:55
私もそう思っております。
男性コメディアンと女優の2人が新型コロナに殺された以上、新型コロナの報道は観るたびにストレスがたまります。
本当にいつになったら平穏な日々を送れるのでしょうか⁇
ミモロちゃんも感染しないようにお気をつけ下さい。
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