壁一面を埋め尽くすボタン。しかも箱もボタンの色別になっていて、まるでひとつのアートのよう…
「こんなの見たことない~」とミモロが、ただただ驚いたのは、富小路高辻を少し南にいった場所にある、服飾材料専門店「片岡商店」です。
五条通から富小路通をトコトコと北に進んでいて、ふと足が止まったのが、このお店。
「なんのお店かな?入ってもいいのかな?」と、恐る恐る店内に進みます。
「あの~こんにちは~ちょっと見せてください~」とお店の奥に声を掛けます。
でも、かなり奥行の深いお店…「だれもいないのかな?」と、さらに奥へ。
「はい、こんにちは~」と、レジカウンターにいらしたのは、このお店のご店主の片岡さん。
「あの~お品見ていいですか?」とミモロ。「はい、どうぞ~ごゆっくり~」と。
片岡さんは、このお店の2代目で、開業し76年,戦後まもなくできたお店です。
「うちは、手芸用品というより、プロの服飾製作をなさる方の品々が多いんですよ」と。
「え~どこが違うの?」とミモロ。手芸店の場合は、今、使いやすい品々などが多品種で用意されるそう。でも、プロ仕様の服飾材料専門店は、例えば、ボタンなら、その種類がものすごく用意されるのだそう。
「あの~どうして、ボタンの箱も色別なんですか?」とミモロ。
「あ、それは、見やすいでしょ!」と一言。「あの~でもこれ作るのにすごく手間が掛かってるじゃありませんか?」とミモロ。
「はい、もちろん、みんなで少しずつやっていったんですよ~」と。「うん、確かに、すごくボタン探しやすいし、壁全体がアート作品みたいできれい~」と。
色別できないボタンは、筒状のケースに入って、壁面に収まっています。
「ホント、すごい種類がある~」
どれも国産の品で、もう手に入らないものも…。
「あれ~こんな可愛いのもある~」
動物のイラストが描かれたボタンも…
また、さまざまな種類の貝ボタンも揃っています。
「これもすごいね~」と、ミモロがケースの前に立ち尽くすのは、糸。ミシン糸、手縫い糸、木綿、絹などたくさんの種類と色が…。
また、リボンも種類も圧巻。
「こんなエレガントなものもあるよ~」と。
店の奥には、様々な裏地がうずたかく積まれています。
表地jの扱いはなく、あくまで、服を作るのに必要なものに絞られているのです。
2階ものぞかせて頂いました。
そこには、綿など嵩張る品々が置かれています。
「昔から、洋裁をなさっている方にとって、必要なものを揃えています」と。おうち時間が増えて、服作りを楽しむ方も増えたとか。
「ここに来ると、なんかいろいろなもの作りたくなっちゃうかもね~」とミモロ。
「ねぇ~そろそろ春夏のお洋服作ってよ~」と、ちらりと私を見るミモロ。
はい、はい、そろそろ始めないとね…。
服や袋物など作りを楽しむ人は、ぜひ…。
どこか懐かしい雰囲気も漂うお店です。
*服飾材料専門店「片岡商店」京都市下京区富小路通高辻下ル 恵比須屋町195 ☎075-351-5369 営業時間9:00~18:00 日曜・祝日休み
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