ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[美山かやぶきの里」へ。懐かしい日本の原風景に出会える山里

2017-09-25 | 京都

京都の北、山深い京北エリアにやってきたミモロ。いよいよ目的地「美山かやぶきの里」に到着です。


美山川沿いに広がる里は、周囲の山々にすっぽりと守られているよう。
「なんか昔の日本にいるみたい…」とただその景色を前にたたずむミモロです。


林業と米づくりが盛んな里。秋は、田んぼが黄金色の絨毯を敷き詰めたよう。

この里は、国の重要伝統建造物群保存地区。そう里全体が、保存地区で、景観を守るために、新しく奇抜な建物をたてることはできません。

また集落内は、禁煙。宅地・田畑への無断立ち入りは禁止。もちろん、お庭や畑などの作物を取ってはいけません。さらにゴミは持ち帰り。そして、車の路上駐車も禁止です。

そのため、ミモロのような観光客は、里の入口にあるお土産物店と食事処があるそばの駐車場に車を入れて、里を歩いて回るのです。

トコトコトコ・・・ミモロは車から降りて、里の散策に出発です。
「風が気持ちいい~」
美山川にかかる赤橋。川むこうの土地は、かやぶき屋根のかやを育てる茅場です。
 
「う、割と高いんだ~この橋・・・」身を乗り出して、下を見るミモロにヒヤヒヤ・・・落ちたら助けられないよ…

「ここならいい?」と橋の欄干から降りてくれました。
いつもドキドキさせるミモロです。

そこの眺めを楽しんだ後、いよいよ里の中へ進みます。


集落のかやぶきの家は、集落50戸のうち38戸。
景観保護により、家の改装の制限など暮らしに影響を受けることが懸念され、集落の人々は、何度も協議し、保存地区になるか。またその後どうするかで話し合いがされたそう。それで、住民は、お金を出し合い有限会社「かやぶきの里」を設立。建物の維持、観光施設の整備などに集落全体で取り組むことに。



ここ「かやぶきの里」は、日本海の小浜と京都の町を結ぶ鯖街道にあり、かやぶきの建物の多くは、江戸時代中期から末期に建てられたものと言われます。「旅人が宿泊することもあったんだって~」


「なんか日本昔話の里にいるみたい~」ミモロにとっては、懐かしいのでなく、まさに昔話の世界です。

冬は、雪も積もる里。屋根の傾斜も雪が落ちるように三角形をしています。
さすがに飛騨高山のような雪深さではないので、軒が低く、また建物の規模もそれほど大きくはありません。

田畑が広がる集落は、自然がいっぱい。散策する楽しみも…


さぁ、もっと集落の中を歩きましょ。「は~い」

ミモロにとっては、興味深いものがいろいろ。一体どれくらい遊ぶのか・・・
まぁ、のんびりと・・・そう、ここでは時間もゆっくり流れていくようです。

*「かやぶきの里」に関する詳しい情報は、ホームページで

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休日の京北へ。地域の直売所「ウッディー京北」のお弁当と「美山牛乳」のデザート

2017-09-24 | グルメ

9月のある日曜日に、お友達と京都の北、京北エリアにやってきたミモロ。

「なんかちょっとお腹空いちゃった~」と、言い出したミモロ。そこで「ウッディー京北」に立ち寄ることに。
 
ここは、京北地域の道の駅。地元の食材や木工品などが多数販売されている場所。「前にもここに来たことあるんだ~」とミモロは、店内を巡り、食べたいものを探します。

 
「わ~クマちゃん。鹿さんもいる~」と飾られている剥製などにご挨拶。
山間部の京北は、クマや鹿の生息場所でもあり、毎年、猟友会の方々が、農家などに被害を出す動物をしとめます。

「森の中で、静かに暮らせるといいのにね~」と思うミモロでした。

「あ、これ食べよう~」とミモロが選んだのは、鮎ずし。
 
笹の葉に包まれた小さなひと口大のお寿司です。「そうだ~粉山椒かけよう」と、先ほど朝市に購入した粉山椒を振りかけます。

「わ~美味しい~。粉山椒すごく香ばしい・・・鮎ずしとぴったりだね」と。うなぎではなく、鮎になりました。

「ミモロちゃん、これどうぞ~」とお友達がプリンを買ってくれました。
「すごくクリーミーなプリン・・・美味しいね~」とミモロ。「これ、美山牛乳ってとこで作ってるのよ。工場もこの近くにあるのよ」とお友達。「え?行ってみたい~」とミモロたちは、「美山牛乳」へと向かいます。

 
「美山牛乳」は、澄んだ空気と水、豊かな自然に恵まれた美山の町にある3軒の酪農家から生産される1日約3トンの牛乳から、さまざまな乳製品を生産している会社です。

「100頭の乳牛がいるだって~」。「美山牛乳」は、風味を損なわない低温殺菌で手間をかけて生産しています。販売は、新鮮さが保たれるよう、遠方ではなく、近い地域に限られています。「ときどき、京都市内のスーパーで売ってる」とミモロ。

大規模な乳製品生産者と違い、まさにローカル。「京都に来たら、ぜひ飲んでね~」とミモロ。

「さっきのプリンもここで作られたんだ~」と工場のまわりを歩き回るミモロ。あれ?どこ?
姿が見えません。「ここだよ~」
牛のお巡りさん?

この場所には、乳製品の売店があって、ベンチなどですぐに味わうことができます。
「食べたい~」というミモロ。じゃ、まず手を洗ってね~「は~い」
ゴミ箱もホルスタイン模様

「わ~おいしそうなものがいっぱい~どれにしようかな~」
 
「欲しいものが見つかったら、外で食券みたいの買うんだって~」と再び外へ
「ミモロちゃん、何にする?」とお友達。「う~やっぱりソフトクリームかジェラートかな~」

再び、店内にもどり、再度食べたいものを確認。「ジェラートにする」とやっと決定し、チケットを買って店内へ。
「店内で、お金触らないようにしてるんだ~」とミモロ。

「あの~ちょっと多めにお願いします」と言って、コーンにジェラートをよそるのを、じっと見つめます。
そんなに真剣に見つめないの…「え~でも・・・」

「わ~い、いっぱい~」
「作りたてのジェラートだよね~」と確かに、そばの工場で作られたもの。「美味しい~」ほどよい甘さがミモロの口に広がります。「わ~溶けちゃう…」急いで食べるミモロとお友達です。

さぁ、いよいよ「かやぶきの里」に行きましょう。







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ふんだんに北山杉を使って、その魅力を伝える「京都北山杉の里総合センター」

2017-09-23 | 京都

京都の北に位置する「北山杉の里」を訪れたミモロ。

そこに北山杉と触れ合う施設「京都北山杉の里総合センター」があります。これは、平成22年に北山林業地域の振興を目的に作れ、セミナーや研修が行われる会議室をはじめ、立礼のお茶会ができるスペース、さらに北山杉でできたいろいろな製品を販売するコーナーなども備わっています。
 
「え?ここ?」と失礼ながら、一見地味な建物。恐る恐るドアを開けて中へ。
「うわ~すご~い!」と思わず大きな声を上げたミモロです。
 地味な外観からは想像できない、立派な館内。天井も床もあらゆる部分に贅沢に北山杉が使われているのです。

 
吹き抜けの天井には、細い北山杉の丸太。どこを見ても美しい木肌が光っています。

 
「こんなにいろいろな丸太があるんだ~」一口に北山杉と言っても、丸太それぞれ微妙に表情が異なるのです。

  
「こんなに中広いと思わなかった~」とあちこち歩き回るミモロです。フローリングの床材は、もちろん厚めな杉です。「こういうフローリング素敵だね~」とミモロ。そう、本物ですから…薄い合板やプリントとは、感触が違います。

ここでミモロが一番感激した場所が、川に面したテラスです。
 
そう、目の前に整然と並ぶ北山杉の姿が見られるのです。

「ここでお茶したい~」とミモロ。オープンしたばかりのころは、カフェもやっていたのだとか。
「え~今も、やればいいのに~」と残念がるミモロです。

「わ~りっぱなお茶室…」立礼のお茶会ができるスペース・・「わ~机の板が厚い…」と変なところにも感心。
「このテーブルもいいね」 

会議室など、研修などの利用も可能です。

いろいろな雑貨も販売されています。
 
記念品や贈答品への注文も受けてくれるのだとか。

雑貨だけでなく、杉のエキスを使った石鹸やアロマスプレーもありました。
 

ミモロが一番気になるものは…積み木と木製の機関車です。
 
「これもいいね~」と小さな椅子もお気に入り。


「こんな素敵な施設があるなんて~。もっと活用しなきゃもったいないみたい…」
いろいろなイベントができるといいのに~と、思ってしまう施設です。

「もっと北山杉のこと知りたい~」と、さらに思うミモロでした。

*「京都北山杉の里総合センター」の詳しい情報は、ホームページで


さて、京都の町中で、木や森に関するイベントが9月30日と10月1日に開催されます。
「第1回木育フォーラムIN京都」と「木育こども縁日IN壬生寺」です。
 
「ミモロも行くんだ~」と、木に関心が高まったミモロです。




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京都の北、京北「北山杉の里」。毎週日曜日に行われる朝市。地元の産品がいろいろ

2017-09-22 | 京都

9月のある日曜日、ミモロは、お友達といっしょに、京都の北、京北にドライブに出かけました。
「美山のかやぶきの里行ったことある?」とミモロ。「ううん、ないけど…」とお友達。「じゃ、一緒に行こうね」ということで。

京都の市街地から周山街道で、紅葉の名所、高雄を抜けて、さらに山の中を進みます。
「なんか、昔来たときよりトンネルが増えて、すごく走りやすくなってる~」とビックリするミモロ。京北エリアまで、市街地からなんと30分ほどで到着できます。

快適な道を進むごとに、周囲の山は、迫り、美しい北山杉の景色がミモロたちの前に。

「わ~キレイ~」そう、京北は、北山杉の産地なのです。

「あ、朝市だって~」と、途中、ミモロは、のぼり旗を見つけました。「行ってみよう」
 
車を止めて、大きな建物に…。「なんかここ、倉庫みたい~」

 
「わ~北山杉の丸太が並んでる~」そう、ここは、北山杉の丸太のセリを行う場所。
周辺の北山杉の生産者が、自慢の丸太を持ち込み、木材業者さんに販売するのだそう。

「今の時期は、セリはやっていませんが、春から夏にかけて、おこなわれるんですよ」とお話くださったのは、北山杉の卸を担当する石川さん。
「ここから北山杉は、出荷されるんだ~」
艶やかな木肌の北山杉は、床の間の柱や数寄屋建築などに昔から使われる高級建材で、世界で、ここだけしか作られていないもの。「こんな美しい丸太、ほかにはないよね~」と、思わず頬ずりするミモロでした。

さて、この丸太が並ぶ倉庫の入口で行われる朝市。地元の方が作られた野菜をはじめ、北山杉をつかった小物などが販売されます。
 
「わ~おいしそうな野菜・・・茄子3個100円だって~」今年、東京では、野菜の価格が高騰したそう。でも、ミモロは、よく農家が作り販売する野菜を買っていたので、大丈夫。「京都って、ちょっと郊外行くと、野菜の自販機とかあるもん~」と。

さて、いくつか野菜を買ったミモロ。「これすごく美味しいですよ~」と勧められたのは、粉山椒。
山でとった山椒で、ホントに香ばしいもの。「わ~いい香り~クンクン。うなぎが食べたい~」とミモロ。

さらに「これ買っていこう~」と興味を抱いたのは、和菓子などに沿える黒文字です。
黒文字は、木を細く削って作りますが、この黒文字は、細い枝など、野趣あふれる姿です。

北山杉を使った品は、表札、まな板、コースターなどいろいろ。
 
ミモロの興味は尽きません。

「コーヒー飲めるんだって~頂きましょ」とお友達。
石川さんが煎れてくださったコーヒーを飲みながら、地元の方とおしゃべりも楽しみました。

「この北山杉のスツールいいね~」丸太を輪切りにしたスツールは1000円。「買おうかなぁ~」とお友達も思案するお得な品。

「北山杉に興味あるんですね~。だったら、外に資料館があるから見て行ったら?」と。「え?資料館?みたい~」とミモロとお友達。さっそくそちらに移動します。


「ここエリア、すごく空気澄んでるね~気持ちいい~」


さぁ、これから北山杉をもっと知っていきましょう。





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秋の花々が咲き乱れる「ガーデンミュージアム比叡」。

2017-09-21 | 博物館・美術館

9月の秋晴れのある日、ミモロは、宝塚から来たお友達を比叡山に案内しました。
「京都には、何度も来てるけど、比叡山行くの、何年ぶりかなぁ~。あまりに昔でよく覚えてない」というお友達。そう、関西に住んでいる人でも、京都にはよくきてるけれど、比叡山には、行ったことがない・・・という人、意外の多いのです。それは、交通の便がよくないと思われているから…。「車で行くとすぐなんだけど…」とミモロの住む下鴨エリアからは、なんと30分で行ける、すごく近い場所なのです。


その日、ミモロの車で、お友達と比叡山延暦寺に参拝した後、「お茶しようね~」と向かったのは、比叡山の山頂にある印象派画家の庭園と絵画のある「ガーデンミュージアム比叡」です。
 
山頂の斜面を利用した庭園は、印象派の絵画のモデルになったような景色とそこに陶板でできた絵画が展示され、植物とアートの両方が楽しめるところです。

「わ~かわいいお花咲いてる~」

京都の町中より気温が低い比叡山には、もう秋が感じられます。
小路の両側には、秋の花々が咲いていて、風も冷ややかに感じます。

 
「ここ、モネの睡蓮のお池・・・」「ホント、素敵~」とお友達。初夏、睡蓮の季節には、まさに絵画のような景色が楽しめるところです。
 
「夏は、素敵なんだ~」「ミモロちゃん見たことあるの?」とお友達。「ないけど…たぶん・・・」

広い敷地内には、ローズガーデン、プラタナス広場、香りの庭など、いろいろな季節に異なる表情を見せる花々が見られるようになっています。

 
ミモロとお友達は、庭園に点在する絵画を観賞しながら、花咲く小路を進みます。

「秋の花って、可憐で素敵ね」とお友達。
  「うん、そうだね~」とミモロ。

「大きな栗の木の下で~」
と歌うミモロ。でもそれ栗の木じゃないけど…。でも歌いたくなる気持ちわかります。

「なんか喉渇いちゃった~」とミモロ。そこでカフェでひと休み。
「こっちだよ~」
そこは、琵琶湖が一望できるカフェ。

「もっといい景色見られるとこ行こうね~」と展望塔に上がります。
 
「ほら、すごいでしょ!」
「わ~琵琶湖だ~」と感激する宝塚のお友達。「琵琶湖見る機会ないもんね~」と。

さらに秋の花々を楽しむふたり。
「ほらしっぽ・・・」「ミモロちゃん、しっぽないもんね~。あら、りっぱなしっぽだこと」とお友達。


「ローズガーデン行く時間なくなっちゃった~」と慌てるミモロ。すでに閉園時間が迫っています。
「早く出ないと、閉じ込められちゃうかも…」と急いで出口に…。すでも受付の人の姿はありません。

「ミモロちゃん、連れて来てくれてありがとう…」「どういたしまして…」

「比叡山って、お友達案内すると、みんな喜んでくれるんだよね~」と、いつも思うミモロです。

「ガーデンミュージアム比叡」の営業は、12月3日まで無休です。冬は、閉園します。

*「ガーデンミュージアム比叡」の詳しい情報はホームページで

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