アメリカの新大統領オバマ効果が日本でも現れてきていると友だちが言う。友だちは市議だが、ただ一人でまだ32歳の若い市長候補者を応援している。すごく盛り上がってきていると言う。また、もう一人は市議を辞して、市長選挙に打って出ている。手応えは充分あると本人は言う。ともに「変えよう!」がスローガンだから、オバマ大統領と同じだ。何をどのように変えるのか、そして候補者はやり切る力を持っているのか、有権者の関心はそこにあるように思う。
私自身、首長選挙に立候補して感じたことは、候補者の思いと関係なく地域を二分する選挙になるということだ。これが議員選挙と違うところで、私たちのような無党派・市民派は議員選挙ならば当選できるノウハウを身に着けてきたが、首長選挙となると「風」が大事になってくる。もちろん「風」そのものを起こすことができるならば、当選も可能だろう。自治体が抱える問題が大きければ「風」も吹くけれど、問題が小さいと有権者が思えば選挙への関心は薄い。
有権者の関心を掻き立て、投票行為に結びつけるためには、最後は候補者の決意にあるとオバマさんを見ていて思った。絶対に大統領になるのだという思いが決して揺るがない。オバマさんと自分を比べるなどとは誠に不見識で不遜なことだが、私にあれだけの情熱と決意があっただろうかと自分の非力を痛感している。当選した人を見るとやはり不退転の強い意思の持ち主である。
二人の投票日は今度の日曜日だ。ぜひとも当選して欲しいと願っている。「一度見に来て」と言うので出かけていって、自分の眼で確かめるつもりでいる。アメリカの新大統領の勢いが日本でも、この時期なら吹きそうな気もするから。国政が変わることは大事だけれど、地方が変わっていけば、それは民主主義が地に付いたことになるだろう。ただ問題なのはやはり「どう変わるか」にある。
オバマ大統領の就任式で、福音派の牧師が「天国と同じことを地上に!」と祈っていた。そのとおりだ。キリストも地上に楽園を創造しなさいと述べていた。ところが牧師は「侵略するものと戦うことを許してください」と続けた。「侵略するもの」とは、オバマ大統領が求める理想に敵対するものという意味であれば受け入れられるけれど、文字どうりアメリカ合衆国に敵対するものと言う意味なのだろうか。牧師の祈りというよりも演説のようだったけれど、これもオバマ大統領のバランス感覚であるなら、ブッシュ前大統領と同じにならないかと危惧した。
アメリカの大統領ほどではないとしても、市長はその自治体の最高責任者である。選挙中に候補者が発言してきたことにきちんと責任を持たないと、結局誰がやっても同じだということになる。こういう政治を変えるために私たちはやってきた。そのことを肝に銘じておいて欲しい。
私自身、首長選挙に立候補して感じたことは、候補者の思いと関係なく地域を二分する選挙になるということだ。これが議員選挙と違うところで、私たちのような無党派・市民派は議員選挙ならば当選できるノウハウを身に着けてきたが、首長選挙となると「風」が大事になってくる。もちろん「風」そのものを起こすことができるならば、当選も可能だろう。自治体が抱える問題が大きければ「風」も吹くけれど、問題が小さいと有権者が思えば選挙への関心は薄い。
有権者の関心を掻き立て、投票行為に結びつけるためには、最後は候補者の決意にあるとオバマさんを見ていて思った。絶対に大統領になるのだという思いが決して揺るがない。オバマさんと自分を比べるなどとは誠に不見識で不遜なことだが、私にあれだけの情熱と決意があっただろうかと自分の非力を痛感している。当選した人を見るとやはり不退転の強い意思の持ち主である。
二人の投票日は今度の日曜日だ。ぜひとも当選して欲しいと願っている。「一度見に来て」と言うので出かけていって、自分の眼で確かめるつもりでいる。アメリカの新大統領の勢いが日本でも、この時期なら吹きそうな気もするから。国政が変わることは大事だけれど、地方が変わっていけば、それは民主主義が地に付いたことになるだろう。ただ問題なのはやはり「どう変わるか」にある。
オバマ大統領の就任式で、福音派の牧師が「天国と同じことを地上に!」と祈っていた。そのとおりだ。キリストも地上に楽園を創造しなさいと述べていた。ところが牧師は「侵略するものと戦うことを許してください」と続けた。「侵略するもの」とは、オバマ大統領が求める理想に敵対するものという意味であれば受け入れられるけれど、文字どうりアメリカ合衆国に敵対するものと言う意味なのだろうか。牧師の祈りというよりも演説のようだったけれど、これもオバマ大統領のバランス感覚であるなら、ブッシュ前大統領と同じにならないかと危惧した。
アメリカの大統領ほどではないとしても、市長はその自治体の最高責任者である。選挙中に候補者が発言してきたことにきちんと責任を持たないと、結局誰がやっても同じだということになる。こういう政治を変えるために私たちはやってきた。そのことを肝に銘じておいて欲しい。