友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

男と女の不思議

2009年01月25日 22時28分17秒 | Weblog
 NHKスペシャルで「最新科学が読み解く性」という番組が組まれた。私が信頼する友だちである市議が、彼のブログで、この番組を紹介していたので見る機会を得た。彼がなぜ、「性」に関心を持ったのかはわからないが、彼のブログは「夫婦の4割がセックスレス」の書き出しで始まっている。厚生労働省の研究調査では「性行為経験者のこの1ヶ月間(いつのことかは判明しないが)の回数をたずねたところ、1回15%、2回12%、3回9%、4回7%だった。0回は40%に達し、前回に比べて5ポイントも増えた」と書き添えている。

 彼は「夫婦の4割近くが、1ヶ月以上交渉しない『セックスレス』の状態であることがわかった」と述べ、その理由として「仕事で疲れている」「面倒くさい」をあげる人が多いと解説している。そしてさらに、「大半の米国在住の成人にとってインターネット接続は生活に不可欠で、テレビや性生活よりもネットが大事という人も多い」という記事を紹介している。ブログは次に、NHKのスペシャル番組の紹介へとつながっている。

 昔、一緒に酒を飲んだ時、夫婦喧嘩が話題になり、どうやって仲直りするのかと問われて、彼は「SEX!」と答えた。これを聞いた時、私は何と素直なヤツかと思ったし、絶対に信頼できる男だと感じた。彼のパートナーはジェンダーの闘士であり、「ご主人は見えますか」と聞かれて、「いいえ、いません」と即答する人だ。その彼がそんなことを口にするとは思いもしなかった。けれども、夫婦あるいは男と女であるならば、自らの経験から「そうだよね」と同意する人は多いと思う。

 NHKスペシャルによれば、男はいわば女から偶然に生まれたものらしい。「聖書」は男から女が生まれたように書かれているが、それは書いた者が男だったからで、科学的には男は女から生まれ、そしていつしか喪失していく存在であるらしい。私は学生時代に、放出される何千万個の精子の中からたった1個の精子しか卵子にたどり着けないことを詩にうたい、イラストでも描いたことがあったけれど、最近の調査では精子の数が、どこの国の男性も少なくなっているそうだ。そればかりか、動きの悪い精子が多くなってきているともいう。

 近頃の若者たちは欲望がないという。車を欲しいとも思わないし、恋愛をしたいとも思わない。SEXも面倒くさいと関心がないようだ。子どもの頃から物質的には満たされていたから、物欲がないのだといわれている。けれども、異性に接したいとかSEXがしたいというのは本能的なものではなかったのか。それさえも否定しまうような状況なのだろうか。私は男だから女の人には特別に関心があった。女の人の身体にはドキドキした。美しいと思った。

 男が女に、あるいは女が男に、関心がない世の中が本当に来るのだろうか。私にはとても理解できない。男と女は苦しみであるけれど喜びでもある。求め合うことは神様がそのように創られたのだと思った。それは神秘であり歓喜であり悦楽であると私は思っている。
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