友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

河津桜を見てきました

2009年02月26日 19時38分15秒 | Weblog
 伊豆半島の河津桜を見るために、たくさんの人がやってきていた。この日は平日でしかも雨降りだったから、人出は少ないに違いないとの予想は外れた。雨にもかかわらず、傘を差して、桜を眺める人の列が途絶えることはなかった。4日前にバスツアーで見学に来た人の話では、「青空の下で濃いピンクの河津桜は見事だった。満開だったけれど、まだ間に合うわよ」ということであった。

 駐車場が少ないので、伊豆急行で来る人が多いというが、見ていると確かに駅から大勢の人が降りてくる。私たちは伊東温泉で泊まったけれど、その宿の客は「手前の伊豆高原駅まで車で行き、そこに駐車して列車で河津へ行く方が賢明」と教えてくれた。確かに“伊豆高原駅に停めて、河津桜を見に行こう”というパンフレットまであった。せっかく教えてくださったが、私たちの仲間は「こんな雨降りだから大丈夫」と強気だ。

 翌朝、車に乗り込み河津へ向けて出発した。静岡県の道路標識には驚いたり腹を立てたりで、本当に泣かされた。同じ番号の国道が二手に分かれていたり、行き先の標識を当てにして進めていくといつの間にかその標識がなくなったりして、困った。おそらく土地の人なら、わかりきっていることなのだろうけれど、始めて行く者にとっては理解しにくい。河津への途中にある伊豆高原駅はリゾート地にあり、周りにはたくさんのミュージアムが立ち並んでいた。私たちの仲間が「どうしても行って見たい」と言うので出かけた『アンティークジュエリーミュージアム』には40部にも及ぶパンフレットが置いてあった。

 河津に近づくと車の量は幾分多くなってきた。それでも心配なく駐車できた。さて、河津桜はと見ると、やはり花の盛りは過ぎている感じだった。すでに若葉が広がりつつある。暖かさとこの雨のせいだ。雨にもかかわらず「どうしてこんなに大勢の人がやって来るんだろう」と話しながら、「私たちもそのひとり」ということを忘れている。人も多かったけれど、桜の木の数と同じくらい出店も多かった。露天商というよりも素人がやっているような店が多いように思った。実際はどうなのか、確かめてみたい。

 毎年、五条川の桜の下で「夜桜の宴」を行なってきている私たちには「河津桜はそれほど感動的ではなかった」。桜の木がまだ若いから見事な枝ぶりとまでになっていないからだろう。五条川の桜の幹は河津桜の4から5倍はあり、そんな桜がつながる並木は見事さで群を抜いている。それに「ソメイヨシノ」は豪華さと華麗さと可憐さを併せ持っている。「河津の皆さんに一度は五条川の桜を見に来て!と言わなくちゃーいけないね」などと地元ひいきが出てくるからおかしい。

 話題の「河津桜」を見ることが出来た。雨で寒かった。もう一度来ることはもうないだろう。さようなら、河津桜、大きくなれよ。
コメント
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