友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

同級生新聞

2020年05月04日 17時20分14秒 | Weblog

 2年後に古希を迎える卒業生から手紙が来た。新型コロナウイルスのおかげで、孫のお守りで結構時間は潰せるが、土日やGWは時間を持て余しているので、「何かやること創らなきゃと思い」、同級生新聞をやり始めたと見本が同封されていた。

 いや、これは凄い。デザイン科卒なのだから出来て当たり前と思うかも知れないが、新聞を作るには記事が要るし、写真やレイアウトも大切な要素である。一度に全員は無理でも、出来るだけ多くの同級生に登場してもらわなければならないし、思わず笑ってしまう記事も必要だろう。

 そうか、あの子たちも2年後には古希か、そう思うとますます当時が懐かしくなった。団地にいた時、それから今の家に越して来てからも、よく我が家に遊びに来てくれた。同封された見本を見ると、一見しただけでは分からないほどみんな歳を取っている。

 あの子たちが15歳の時に出会い、もちろん卒業してからもクラス会をやってくれていたので、それなりの年齢の積み重ねを見てきたはずなのに、どうしても高校生の頃の顔を思い描いてしまう。ロックバンドが盛んで、バンドを組んでいた連中もいた。まだ、ロックギターの演奏は続けているのだろうか。

 溌溂と飛び回っていたあの子たちも、今は孫もお守りや親の介護で忙しいようだ。みんな苦労している。教師の私が極楽トンボでは申し訳ないが、年月の積み重ねがみんなを私よりもたくましい年寄りに育てたのだろう。そういえば、「今、自分史を書いている」と言っていた子もいた。当然パソコンで仕上げていると思ったら、「手書きで」と答えるので驚いた。

 70歳近くなれば、人は皆、それぞれの輝き方があるようだ。同級生新聞の出来上がりが待ち遠しい。

コメント (3)
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