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トヨタ自動車、来年の営業利益は8割減

2020年05月13日 17時13分54秒 | Weblog

 トヨタ自動車は来年3月の営業利益が、今年よりも8割減るという。新型コロナウイルス禍の影響で車が売れない作れないためらしい。豊田章夫社長は「コロナショックはリーマンよりもはるかにインパクトがある」と述べていた。8割減となれば大赤字なんだろうと思ったが、「黒字は確保できる」と予想している。

 凄いね。15年前にアメリカを旅行した時、ベトナム人の運転手が、「来年はトヨタがGMを抜いて世界一になる」と言った。日本人客へのリップサービスだろうと思ったが、翌年には確かに世界一になった。アメリカでもトヨタ車をよく見かけたし、日本車の評価は高かったが、それでもGMを抜くとは思ってもいなかった。

 私は刈谷で生まれ育ったから、「トヨタ」とは縁が深い。小学校は刈谷城の跡地にあったが、家康の母が生まれたとか育ったとかいう屋敷跡があって、そこにトヨタ中興の祖と言われた石田さんの家があった。私の大学の先生の兄もトヨタの重役であったし、小中高の同級生の父親はトヨタに勤めている人が多かった。大学を卒業してトヨタに勤め、重役になった同級生も何人もいる。

 「トヨタ」はベルトコンベアー方式の大量生産で安価に車を造り、「いつかはクラウン」を謳い、車を持つことがステータスの時代を築き上げてきた。当時は「トヨタ様々」で、下請けの業者がトヨタ以外の車で会社に行けば追い返されたし、車のデザインに携わっていた私の教え子は、イスズベレットに乗って行き、門から中に入れてもらえなかった。

 豊田章夫社長は自動車に固執せずに、新しい分野を開こうとしているようで、そんなことも報道されていた。企業が生き残るためには、常に先のことを考えていなくてはならないからだ。新聞販売店の社長が、「購読者は減る一方で、折り込みチラシも少なくなった」と嘆いていたが、新聞業界も転換期を迎えているようだ。

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