友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

自然に働きかける経験は必ず役に立つ

2020年05月09日 17時18分20秒 | Weblog

 午前10時頃、カミさんの友だちがスナックエンドウを持って来てくれた。せっかく足を運んでくれたのだからとカミさんは、「バラを見ていって」と言い、ふたりでルーフバルコニーに出てあれこれと話していた。部屋に戻る頃を見計らって、私はコーヒーを持って行った。

 友だちは連れ合いを亡くされ、ひとりで暮らしているから、コロナ禍の今は人との出会いが少ないので、「気持ちが落ち込んでいた」と言う。人には他愛もないおしゃべりの時間が必要なのだ。この後、新婚でふたりとも休みの孫娘が、「昨日のシャンパンはどうだった?」と聞いてきた。

 昨年暮れのオーストラリアでの結婚式の時、ホテルで出された祝いのシャンパンをカバンに入れて、「重い、重い」と言いながら帰国したが、ふたりは飲めないのでジジババにプレゼントしてくれた。仙台の次女が帰って来た時にと思っていたが、コロナ禍で帰れなくなったので、「誕生日祝いに飲むことにしたよ」と伝えたからだ。

 カミさんが感想を話した後、「明日は母の日だけど、ママに何か送った?」と訊ねた。おっとりした孫娘は、「エッ、何もしていない」と答える。「ママだけじゃなくて、ダンナさんのお母さんもね」と言うと、「彼もしたことないんだって」とのんびりした返事。「結婚を機に、送ってあげたら、喜ばれると思うわよ」とバアバらしいアドバイスする。

 夕方に畑仕事をしている友だちが野菜を持って来てくれた。玄関先での立ち話になってしまったが、「畑には子ども連れもけっこう来ている」と言う。こんな時だから、子どもに野菜の作り方を教えるのは良い機会らしい。「子どもらも喜んでやっているよ」と話しが弾む。

 野菜を作ったり、花を育てたり、木材を鋸で切ったり、産業が発達する前の人間の営みを体験させることは大事だと思う。コロナ禍で経済は縮小するだろうから、農業や漁業、林業のような自然に働きかける経験は必ず役に立つだろう。

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