友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

楽しみが減った

2020年05月24日 18時11分42秒 | Weblog

 風が強くなる前に、残りの鉢の土の入れ替えを終えた。今日は暑かった。暑さのせいなのか、何も浮かんでこない。頭をよぎるのは高校生の頃に観た洋画の中の女優の手足だ。長いしかも形が美しい。特に足は魅力的だった。

 大学に入って裸婦のデッサンがあった。初めて見る大人の女性の身体である。日本人だって洋画の女優と変わらない身体は曲線ばかりで柔らかい。けれど何か違う。デッサン室にはギリシア彫刻の模造品が置いてあるが、足だけの石膏像を見て、モデルの足と見比べるとやはり違う。

 ギリシア彫刻のような細長い足先の女性は日本人にはいないと思っていた。夏に、たまたま隣に座った女性の足を見たら、彫刻の足と変わらない形だった。日本人も昔のように正座する生活ではなくなってきたから、身体の形も幾分変わってきたのかも知れない。

 今日で4日間、かがみこんで下ばかり向いて、何時間も同じ姿勢でいると、腰が伸びなくなるのではと感じる時がある。途中で何度か背伸びをしてみる。胃を圧迫しているせいか、胃が痛い時もある。こんなことでいいのだろうかという精神的な落ち込みのせいなのかも知れない。

 パソコンの前に座って友だちのFacebookを見ると、美味しそな朝食の写真が載っている。文章を読むと、お気に入りの喫茶店に出かけたとある。みんなコロナ禍の自粛疲れになっているようだ。いつも頼まれて夏祭りに屋台を出している地区の代表から、「こんなご時世なので中止にさせていただきます」と連絡が入った。

 先輩に伝えると、「そうでしょうね。もし、やったとしたら袋叩きに遇いますよ。今は世間の常識に従う方がいい」と言う。夏祭りがなくなったということは、夏姿の美しい女性たちに逢えないということでもある。楽しみが減った。

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