友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

ここにこそ幸せはあるとしても‥

2020年09月24日 17時14分28秒 | Weblog

 

 台風12号は日本列島を逸れて、銚子市の沖300キロ辺りで停滞しているようだ。私は朝、ルーフバルコニーに出て、掃除や水やりをした。5月に咲くアゼリアが花を膨らませている。植物はストレスを感じると、花を咲かせて種子を残そうとするらしい。

 バラの葉の上にバッタが1匹ジッとしている。直径2センチくらいの小さな薄緑色のバッタだ。写真を撮ろうと思い、部屋に戻って見るとどこにもいない。地上30メートルの屋上にどうやって来たのだろう。カマキリやコウロギも見たことがある。不思議だ。

 翅の音が大きいクマバチが、ペチュニアの紫の花にやってきたが、好みの蜜ではなかったのか、すぐ飛んで行ってしまった。クマバチは紫色を好むようで、藤棚でよく見かけるが、我が家にも紫の花を探して時々やって来る。どこにそんな探索機能があるのだろう。

 日陰の鉢の下に4・5日前から、黒い色をした小さなトカゲが1匹生息している。トカゲは虫を食糧としているが、ルーフバルコニーにはたくさんの蟻がいるから生きていける。しかし、1匹では寂しいから、いつかは相手を探しに行ってしまうだろう。

 ミミズも1鉢に6・7匹入れておくのだが、時々どういう訳か、鉢から抜け出して干からびてしまうのがいる。中に居れば必ずいつかは巡り合えるはずなのに。実際、鉢の土を入れ替えたりすると、白い色の小さなミミズが何匹もいる。卵から生まれた幼虫のミミズだ。

 どこにいることが幸せなのかは、虫もミミズも分からない。だからこそ、別の世界に出ていこうとするのだろう。彼らよりは少し賢い人間も、別の世界に憧れてしまう。ここにこそ幸せはあるとしても‥。

 

コメント (2)
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