ペチュニアが花盛りになってきた。春先に4鉢分の12本を買って来た記憶はあるが、夏を境にあちらこちらで株が出来たので、適当な大きさになったものを新しい鉢に移植しておいた。それがいつの間にか大きく育って花盛りになった。
ペチュニアは1年草だと思っていたが、上手に育てれば翌年も花を咲かせるらしい。けれど、我が家で咲いているのはおそらく、昨年のペチュニアの花から土に落ちた種から育ったものだろう。今年はどういう訳か、鉢からペチュニアだけでなく、いろいろな芽が出てくる。
何になるのだろうと思い、取り除かずに放っておいた。おかげで新しい苗を買うこともないまま、秋を迎えることになった。今日は秋分の日なので、カミさんの実家へお参りに行って来た。「コロナのおかげであらゆる行事が無くなったからヒマしている」と義弟は言う。
「子どものいる家庭はどこかへ出かけるが、年寄りは行くところが無い。万が一を心配して年寄りのところへ遊びにも来ない」。「公務員は恵まれているが、会社勤めだった人や商売の人は、年金だけではやっていけないから、警備員の仕事をやっている同じ歳の人もいる」。
珍しく国の在り方についても言及し、「コロナで人の生き方だけでなく、国の制度を変える時が来たのかも知れない」と話す。放っておいても生命力のある種は育つけれど、人間は自分たちの社会のあり様をみんなで考え、実行していかないと生き残れないかも知れない。