朝はよい天気だったのに、午後からは曇ってきて午後3時を過ぎると、天気予報通りに風が吹き雨が降ってきた。雷も鳴っている。洗濯物は仕舞い込んでおいたので、慌てることは無かったが、それにしてもこの天気の変わりようには気が滅入る。
カミさんは自民党の総裁選挙に注目している。「熱心だね」と冷やかすと、「3人が何を言うかよりも、話し方を見ているの」と言う。石破さんは「原稿を見ない」、菅さんは「原稿ばかり見ている」、岸田さんは「時々、原稿を見る」と評価。そして、石破さんは「くどい」、菅さんは「ズルそう」、岸田さんは「格好いいが迫力に欠ける」と手厳しい。
世の中のカミたちはこんな目でテレビを見ているのか、それだけ政治を身近なものと感じているのか、と改めて見直した。私のようにひねくれて、誰がなっても自民党は変わらないと思っているだけでは、腑抜けの国民になってしまう。彼女たちのように政治に関心を持たなくてはダメだ。
では、対する野党はどうか。立憲民主党と国民民主党が合併し、政権交代を目指すという。にもかかわらず、国民民主党の玉木代表は「参加しない」と宣言している。「政治理念が違う」ということだが、政権交代のために野合したのは誰だったのかと思う。
合併を前に、立憲の枝野代表は民主党政権の失敗を振り返って、「内部では徹底議論するが、外に向かって自分を正当化するような発信をしないように徹底する」と言う。「議論が出来ない」「風通しが悪い」と内部に不満があるのに、これでは先が見えている。
自由闊達に討論し、皆がそれぞれに発信し、そうすることで信頼と団結をつくりださなくてはいけないのに、「マズイ部分は蓋をして」という姿勢は、自民党よりも劣る。こんな野党ではますます自民党政権が長期化してしまう。