女優の竹内結子さんが亡くなった。自殺と言われている。まだ1歳の赤子がいるのに、どうして自殺などしたのだろう。このところ、有名人の自殺が続いている。私は男だからか、男性の自殺には余り関心がないのに、キレイな女性の死はなぜか悲しくなる。
自殺するのは女性よりも男性の方が多いようだ。この先に希望がないというか、絶望しか見えないと、死を選んでしまうのだろうが、普通の勇気では死ぬことなど出来ないだろう。生きていれば何とかなることでも、死んでしまったらもうやり直すことはできない。
アメリカのタイム誌が毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表したが、日本人女性が2人選ばれている。テニスの大阪なおみ選手とジャーナリストの伊藤詩織さんである。大阪選手は犠牲となった黒人の名前を記したマスクを使用して、人種差別に抗議した。
伊藤さんは自らの性暴力被害を公表し、バッシングを受けながらも堂々と戦っている。日本の女性も頑張っているが、頑張らなくてはいけない現状こそに問題である。「女性を議会に」送る活動を地道に行っている人たちがいる。
男性よりも女性が、選挙に出馬しにくい環境があるからだが、女性なら誰でもいい訳ではない。自民党の杉田水脈議員のように「女性は平気でうそをつく」と言ったり、「同性愛者は子どもをつくらない、非生産的」と平気で言うような人を議員にしてはならないだろう。
そうした点では男性も女性も同じだ。どういう人を選ぶか、私たちはもっと慎重でなくてはならない。選んだ人が河村名古屋市長のように、狂っているとしか思えない人もいる。どうしてこうなってしまうのか、社会にもっと目を向けなくては、絶望から救うことも社会を良くすることも出来ないと思う。