友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

可児花フェスタにバラを見に行く

2020年06月04日 18時16分33秒 | Weblog

 急に思い立って、岐阜県可児市の花フェスタへバラを見に行くことなった。バラの季節にしては駐車場は空いていた。けれど、園内に入ると思った以上に人が多い。80%は年寄りだ。係の女性に「結構来ていますね。それにしてもお年寄りが多いですね」と話しかけると、「皆さん、お時間がありますから」と笑われてしまった。

 もちろん家族連れもいるし、若い恋人同士と思われる男女もいる。ひとりで望遠の付いたカメラを担いで来ている人もいる。姉妹なのか親子なのか、女同士も多い。「運動しないあなたのために来たんだから」とカミさんは言うのに、そのために運動靴で来たのに、いきなり「ポッポに乗らない?」と言う。

 まず全体を眺め、それからバラ園を見て回ろうという提案である。園内を1周するポッポに乗り込むが、他には誰も乗ってこない。私たちの後ろには熊のぬいぐるみが一体あるだけで、貸し切り状態だったので、途中下車することも気が引け1周してしまった。花フェスタには何度も来ているが、バラ園を維持するためには植え替えも必要のようで、新しい土が入れられている所がある。

 バラ園で働いている人に、枝を切った切り口はどう処置したらよいか尋ねるつもりでいたが、働いている人は意外に少なく、忙しそうだったので声がかけられなかった。我が家のバラ同様に、ここのバラも第2波のようで、真っ盛りは過ぎていた。そして我が家同様に、ペチュニアで見事な花園が作られ、「ガンバロウ」の文字が見えた。

 売店でブラブラしていると、同年代の老夫婦がバラの苗木の前でもめていた。「それよりこっちだ」と男が言えば、「光の具合でそう見えるだけで、こっちの方がいい」と女が言う。「ホントに分からん奴だな。それならそっちにしろ」と男が吐き捨てるように言うと、「そんなに言うならそっちでいいわ」と女が怒った。結局、どっちの苗木を買ったのだろう。

 帰りにウナギを食べた。私は美味しかったが、カミさんは珍しく、「食べ切れない」と残した。「ウナギは蒲焼が美味いのに、ひつまぶしなど註文するから」とつい口に出しそうになる。歳を取ると意思疎通がうまくいかないのはどうしてなのだろう。

   

 


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