松山英樹プロが、メジャー最終戦の全米プロゴルフ選手権で19位タイに食い込み、世界ランキング29位に浮上したそうです。弱冠21歳、今年、プロに転向したばかりで、国内ツアー8戦して、1度予選落ちした以外は全てトップ10入りを果たし、優勝2回、2位2回、賞金ランキングは堂々の1位と、圧倒的な強さを見せたばかりでなく、米国ツアーでも6戦して、予選落ちは1度だけ、全米オープン10位タイ、全英オープン6位タイなど、華々しい戦績をおさめました。
Wikipediaには、「性格は天然ボケ」、「大舞台でも物怖じしない度胸の良さが武器」だとあります。丸山茂樹プロも、松山のメンタル面の強さを高く評価し、「多くの期待を背負って(中略)相当(神経は)図太いですよ。普段はかわいらしい感じの21歳だなって感じがするけど、試合になったらいい意味で、その図太さが表に出てくる」と語りました。東北福祉大の阿部監督は、「普段はどこにでもいるような21歳だし、性格もマイペース。新幹線で財布を忘れるし、相変わらず寝坊も多い。そういう”鈍感力”のようなものの反動で、ティーグラウンドに立てば、勝利をひたすら目指すプロゴルファーの顔になる」と、彼の安定した成績をいわば「鈍感力」にあると語りました。初のメジャータイトルに手が届きながら最後に惜しくも取りこぼした日本プロゴルフ選手権の時の進藤キャディーは、彼が好結果を残せているのは、ダボやトリプルを打っても、日本プロ2日目のように2打罰があっても、常に前を向いていく、松山の高い志を挙げています。ゴルフは実にメンタルなスポーツと言われ、私のような素人で人間も出来ていないと、調子よく始めても、たった一度の池ポチャやOBから大叩きをして立ち直りに時間がかかり、上がったらスコアは変わらないというのが常なわけですが、そんなド素人と比較されるのは迷惑でしょう。彼には、立ち直りの早さと言うよりは、メンタルな部分とおよそ無縁で、タイガー・ウッズのような世界の一流プレイヤーと一緒にラウンドしても、普通のプレイヤーなら彼らから何がしか学ぼうとするところ、彼はどうやったら勝てるかを考えると言って、どうも彼からは「人」の要素が抜け落ち、ゴルフという自然との闘いに淡々と突き進む、無心の強さを感じさせます。
比較されるとすれば、大学4年でプロになった松山と同学年ながら、一足早い高校1年(16歳3ヶ月24日)の史上最年少でJGTOツアープロとなって以降、史上最年少記録を次々に更新した石川遼プロでしょう。今季、米国ツアー21戦して、予選通過は10回、トップ10は僅かに1回と振るいませんでした。あるTV番組で、石川プロは最近調子が良くないが、と聞かれた丸山プロは、日本であれば強い石川遼は健在だと断言しました。婉曲的な言い方ながら、日本と海外とではレベルが違う、日本では通じても世界では通じない、とりわけ米国ではタダモノではない選手たちと戦わなければならない過酷さを言いたいようでした(もっと言うと、2000年代にPGAツアーに本格参戦し、日本人選手として初めてPGAツアー3勝を挙げた自身の快挙を自慢したいような(笑))。
明らかに期待は石川から松山に移りつつありますが、松山は今後もこの勢いを継続できるかどうかが課題ですし、石川はPGAツアー本格参戦の今年の屈辱を糧に再起して欲しいと思います(と言いながら、石川のことは、何故か心に響かなかったため、これまでブログにも書きませんでした)。1970年代後半から1980年代にかけて日本のプロ・ゴルフ界をリードした青木・尾崎・中島(所謂AON)は実は同年代ではなく、青木と中島は12歳も離れていました。松山、石川の同学年コンビに、6歳違いの池田勇太あたりも加えて、日本のゴルフ界を盛り上げて行って欲しいと思います(と言いながら、やはり松山に期待したくなります)。
Wikipediaには、「性格は天然ボケ」、「大舞台でも物怖じしない度胸の良さが武器」だとあります。丸山茂樹プロも、松山のメンタル面の強さを高く評価し、「多くの期待を背負って(中略)相当(神経は)図太いですよ。普段はかわいらしい感じの21歳だなって感じがするけど、試合になったらいい意味で、その図太さが表に出てくる」と語りました。東北福祉大の阿部監督は、「普段はどこにでもいるような21歳だし、性格もマイペース。新幹線で財布を忘れるし、相変わらず寝坊も多い。そういう”鈍感力”のようなものの反動で、ティーグラウンドに立てば、勝利をひたすら目指すプロゴルファーの顔になる」と、彼の安定した成績をいわば「鈍感力」にあると語りました。初のメジャータイトルに手が届きながら最後に惜しくも取りこぼした日本プロゴルフ選手権の時の進藤キャディーは、彼が好結果を残せているのは、ダボやトリプルを打っても、日本プロ2日目のように2打罰があっても、常に前を向いていく、松山の高い志を挙げています。ゴルフは実にメンタルなスポーツと言われ、私のような素人で人間も出来ていないと、調子よく始めても、たった一度の池ポチャやOBから大叩きをして立ち直りに時間がかかり、上がったらスコアは変わらないというのが常なわけですが、そんなド素人と比較されるのは迷惑でしょう。彼には、立ち直りの早さと言うよりは、メンタルな部分とおよそ無縁で、タイガー・ウッズのような世界の一流プレイヤーと一緒にラウンドしても、普通のプレイヤーなら彼らから何がしか学ぼうとするところ、彼はどうやったら勝てるかを考えると言って、どうも彼からは「人」の要素が抜け落ち、ゴルフという自然との闘いに淡々と突き進む、無心の強さを感じさせます。
比較されるとすれば、大学4年でプロになった松山と同学年ながら、一足早い高校1年(16歳3ヶ月24日)の史上最年少でJGTOツアープロとなって以降、史上最年少記録を次々に更新した石川遼プロでしょう。今季、米国ツアー21戦して、予選通過は10回、トップ10は僅かに1回と振るいませんでした。あるTV番組で、石川プロは最近調子が良くないが、と聞かれた丸山プロは、日本であれば強い石川遼は健在だと断言しました。婉曲的な言い方ながら、日本と海外とではレベルが違う、日本では通じても世界では通じない、とりわけ米国ではタダモノではない選手たちと戦わなければならない過酷さを言いたいようでした(もっと言うと、2000年代にPGAツアーに本格参戦し、日本人選手として初めてPGAツアー3勝を挙げた自身の快挙を自慢したいような(笑))。
明らかに期待は石川から松山に移りつつありますが、松山は今後もこの勢いを継続できるかどうかが課題ですし、石川はPGAツアー本格参戦の今年の屈辱を糧に再起して欲しいと思います(と言いながら、石川のことは、何故か心に響かなかったため、これまでブログにも書きませんでした)。1970年代後半から1980年代にかけて日本のプロ・ゴルフ界をリードした青木・尾崎・中島(所謂AON)は実は同年代ではなく、青木と中島は12歳も離れていました。松山、石川の同学年コンビに、6歳違いの池田勇太あたりも加えて、日本のゴルフ界を盛り上げて行って欲しいと思います(と言いながら、やはり松山に期待したくなります)。