風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

政治家の本懐

2019-08-12 11:38:26 | 時事放談
 小泉進次郎氏が滝川クリステルさんと結婚することを発表したことには驚いた。二ヶ月ほど前、南海キャンディーズの山ちゃんが蒼井優さんと入籍したことを発表したことにも驚いたが、同じ意外性で驚いたとしても、山ちゃんの場合は、お笑い芸人が女優を射止めたことへの敬意を込めた「天晴れ」の気持ちが強かった(と言っても、必ずしも珍しいわけではなくて、田中美佐子も安田成美も鈴木保奈美も小川菜摘も乙葉も佐々木希も松本伊代も渡辺満里奈も芸人に射止められたのだったが)のに対して、小泉進次郎氏の場合は、ただ単に予想していなかっただけの、「青天の霹靂」だった(なんとなく「天」でひっ掛けてみた 笑)。
 既に彼女が妊娠していると知って二度、彼がまだ38歳だと気が付いて三度、驚いた(笑)。次はともかくその次くらいの総理大事を嘱望されるような人物だから、思わず若いなーと(しかし結婚するには若くないのだが)呟いてしまった。いみじくも石破さんが多少の皮肉をこめて「政治家としての幅がすごく広がるのではないか」と言われたように、政治家への内助の功に期待すると言うよりも、また小泉氏本人が「政治という戦場から離れ、鎧を脱いで、戦うことから解放され、ふっと力を抜いて、無防備な自分でいることができ、救われる思いがします」と言うのもよ~く分かるのだが、先ずは人として、結婚し、さらに子供を持ってこそ広がる視野というものがある。こればかりは経験しないことにはどうしようもない。そして政治がそんな多くの人々の生活にも目配りする必要がある以上は、当然に期待される経験なのだ。
 そうは言っても、内助の功にも期待してしまう。実のところ、滝川クリステルさんのことは、東京五輪誘致の「お・も・て・な・し」くらいしか知らない。しかし、皇后陛下が語学堪能で、世界の要人とも通訳を介さずに話が出来るように、将来の総理大臣夫人もまた英語・フランス語を自由に操るというのは、勿論、政治そのものを離れている(しかし政治に寄り添っている)からこそ、想像するだにexcitingな場面になるだろうと期待してしまうのだ。
コメント
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