JALの機内で睡眠をとろうと、久しぶりに松田聖子の曲を聴きながら目を閉じた。高音に伸びがあり、透明感があって、そのくせ甘ったるくもあって、心憎い。懐かしくて、眠るのを忘れてつい聴き惚れてしまった。
大学時代、久留米大附設高校出身の知人がいて、松田聖子と言えば地元では悪の限りを尽くしたことで有名なのだとこれみよがしに語ったものだが、そんなことは私にはどうでもいいことだった。確かに当時、ヤンキーのお兄さんたちに絶大なる人気を誇ったし、「ぶりっ子」と呼ばれて見透かされてもいたのだが、アイドルは目の前に映る姿が全てだ。同じ時期にデビューした河合奈保子がビジュアル系(!)だったのに対し、松田聖子はビジュアル系としては甚だ弱かったが、中身で勝負・・・声質が飛び抜けていて、良い曲に恵まれたと言うよりも、良い曲を惹きつける磁力が圧倒的で、いつの間にかスターダムにのし上がった。
とにかくデビュー曲「裸足の季節」の伸びのある歌声は衝撃的だった。さらに8枚目のシングル「赤いスイートピー」は別の意味でも衝撃的だった。「半年過ぎても あなたって手も握らない~」のがいいという知人がいたので、これほど甚だしい虚像もないだろうと表では悪態をつきつつ(笑)、裏ではなかなかいい情感の曲だなと感心していたら、呉田軽穂を名乗る松任谷由実が初めて手掛けた曲だと知って、納得した。その後も著名アーティストを動員して、ヒットを飛ばし続けたが、サントリーのペンギンCMにも使われた「SWEET MEMORIES」をしっとりと歌われた日には、思わず参ってしまった・・・(笑)。
同時代を生きて来た同世代として、ディナーショーにでも行って今の聖子ちゃんを聴いてみたいものだと、ふと思ったのだった。
大学時代、久留米大附設高校出身の知人がいて、松田聖子と言えば地元では悪の限りを尽くしたことで有名なのだとこれみよがしに語ったものだが、そんなことは私にはどうでもいいことだった。確かに当時、ヤンキーのお兄さんたちに絶大なる人気を誇ったし、「ぶりっ子」と呼ばれて見透かされてもいたのだが、アイドルは目の前に映る姿が全てだ。同じ時期にデビューした河合奈保子がビジュアル系(!)だったのに対し、松田聖子はビジュアル系としては甚だ弱かったが、中身で勝負・・・声質が飛び抜けていて、良い曲に恵まれたと言うよりも、良い曲を惹きつける磁力が圧倒的で、いつの間にかスターダムにのし上がった。
とにかくデビュー曲「裸足の季節」の伸びのある歌声は衝撃的だった。さらに8枚目のシングル「赤いスイートピー」は別の意味でも衝撃的だった。「半年過ぎても あなたって手も握らない~」のがいいという知人がいたので、これほど甚だしい虚像もないだろうと表では悪態をつきつつ(笑)、裏ではなかなかいい情感の曲だなと感心していたら、呉田軽穂を名乗る松任谷由実が初めて手掛けた曲だと知って、納得した。その後も著名アーティストを動員して、ヒットを飛ばし続けたが、サントリーのペンギンCMにも使われた「SWEET MEMORIES」をしっとりと歌われた日には、思わず参ってしまった・・・(笑)。
同時代を生きて来た同世代として、ディナーショーにでも行って今の聖子ちゃんを聴いてみたいものだと、ふと思ったのだった。