そうちゃんの子育てについて、職場で会った心理職の先生に相談してみました。
Q:ともかくよく物を投げる。投げることを「だめ」と叱ると、一日中叱りっぱなしになってしまうし、かえって逆上して、どんどん攻撃性が強くなってしまう。どう接したらいいのか。
落ち着きがなくて、言葉が遅めなのも心配。周りのことはよく見ていて、冷蔵庫を親が開けると、さっさと自分の椅子に座って待っていたりする、ちゃっかりさはあるのだけど・・・。
普段のエピソードを交えながら、お話しすると、いろいろアドバイスをもらえました。
A:そうちゃんは、情報の処理が早い子。
「母が冷蔵庫を開ける⇒ヨーグルトか何か持ってくる⇒ボクの前に出てくる⇒だからボクは先に座って待っている」という、自分なりの先の予測が、パッパッとできてしまっている。
でも、世の中そんなにうまくできていなくて、思っていた食べ物が出てこなかったりする。腹が立つので近くにあったコップを投げたら、大きい声で怒られた・・・。
というようなことが、いろんな形で次々と起こっているんだと思う。
しかも、まだしっかり話せないので、思いをうまく伝えられない。
自分の気持ちを発散させるために、「投げる」という一番得意な表現方法で表しているだけ。それを一日中止められると、ちょっとそうちゃんとしては辛いのでは?
まとめると、そうちゃんは、「情報処理が早い」「いろいろな物に気が行きやすい(注意散漫?好奇心旺盛?)」「怒りのコントロールがまだ苦手」な子、みたい。
Q:で、どうすればいいですか?
A:そうちゃんに「だめ」を言うときは、できるだけ「いいよ」をセットにしてみましょう。たとえば、積み木を投げそうになったら、「積み木はだめ」だけど「このボールなら投げていいよ」。など。
せっかく得意なんだから、「投げる」ことは、生活に取り入れましょう。
パズルを投げたら、全部投げさせた後、今度は元の箱に向かってそっと投げさせる⇒つまり片付けさせる。
大きい箱か何か、ポンポン投げてもいいところを作って、ボールとかをたくさん入れておくという手もある。
本当に投げるのが上手になって、野球が得意になるかも。^^
言葉については、そうちゃんが今何に気がいっているかを確かめながら、声掛けをするといい。どうしてもみゆみゆ中心の生活になってしまっていると、そうちゃんのペースでは母の言葉が耳に届いていないかも。
犬を見て、「あ、ワンワンいたね」とのんびり母が言った時には、そうちゃんはもう鳥を見てるのかもしれないね。
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むむー。
考えさせられました。
起こっていること、つまり結果としての「投げる」「噛む」「しゃべらん」だけを見ていた私は、
「怒る(たまに叩く)」「止める」「発達の遅れ?」と、心配ばかりし、イライラしたりしていました。
言われて見れば当たり前のことなんだけど、そうちゃんにはそうちゃんの理由があり、そうちゃんのペースがあるんだ。
みゆみゆとあまりにも違うタイプなので、10倍のペースで時間が経過しているそうちゃんに、ついていけてなかった。いや、合わせてあげられていなかった。
もしもそうちゃんの方が先に生まれていたなら、みゆみゆが10倍とろい事に、きっとイライラしていたことでしょう。
「投げる」のをなんとかやめさせねば、とずっとここのところ思っていたけど、
「投げる力」が他の子よりある子、と見方を変えるだけで、そうちゃんが全然違って見えます。
投げる力、好奇心、体力、感情表現が豊か。
物は言いよう、という言葉もあるけど。
短所と思い込んでいたことが、表現方法を変えるだけで長所になります。
しばらくは、前向きに、2人目育児もできそうです。