かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

続・参観日

2007年06月10日 06時57分06秒 | みゆみゆとの生活
長くなりそうだったので区切りました。

参観日の続き。
長かった粘土遊びがおわり、みゆみゆのクラスはやっと設定遊びへ。

余談ですが、みゆみゆの担任の先生、去年の担任とはカラーが180度違って、かなりおおらかなようで。
んー、良く言えば自由奔放(?)な感じのクラスです。

「じゃぁ、今日はお面作ってもらうけど、その前に歌でも歌おうか。
何がいい?かたつむりにしよっか。」

歌うと聞いて前に出てきて並んだ子:3分の一ほど
自分の椅子の前でそのまま立ち、歌う姿勢をとった子:3分の一ほど
まだ遊んでたり他の子とけんかしてる子(指示を聞いていない):3分の一ほど
床にハイハイの姿勢を取り「かたつむり」になっている子:みゆみゆ

という子供達それぞれの姿を、直すでも突っ込むでもなく、歌が始まる。
いいのか・・・
オルガンが始まると、みんなちゃんと歌ってましたけどね。

歌が終わると次は「わん・にゃん・ぶー」のお面作り。
みゆみゆはぶたのお面を作っていました。
絵が完成した子から、先生の前に並んで後ろのひもとゴムをつけてもらいます。

最後はいよいよ集団遊び、「わん・にゃん・ぶー」です。
早い話がフルーツバスケットと同じルール。
先生が「わん にゃー」と言うと、犬の子とネコの子が席を立ち、開いている椅子を探します。

みゆみゆ、2歳児の時の椅子取りゲームでは「べんじょ」ばっかりでしたが、要領がよくなったのか、今回は結構すばやく座れていました。

それにしてもこの「わんにゃんぶー」、面白かった。
「わん」と言ってるのになぜか「にゃー」の子が残ってたり。
あまり年中くらいだと競争心もないのか、割とダラダラやっていて、緊張感皆無。
結局3回アウトだった子が、罰ゲームに歌を歌うことになったのですが・・。
「何を歌う?」
「ゲゲゲの鬼太郎」 
え?童謡とかじゃなく、その選択?と思いましたが、この歌が最高でした。

 ♪げぇ、げぇ、げげげのげぇ~
  よるーは はだかで うんどうか~い 

「ギャーッ ハッハッハッハッ」
笑い転げて椅子から落ちかける子供達。
つられて笑う保護者。
ほんとにおかしくて、久々に涙流して笑いました。
歌が本当に上手だったし、シチュエーションもおかしくて。

そして、悪乗り(?)したわけではなく、単に思い付きだとは思いますが、先生、
「もうお母さん達も疲れたし、せっかくだからみんな一人づつ歌ってもらおうかな。はい、隣の○○くん。」
 ♪げ、げ、げげげのげぇ~
お約束のようにまた鬼太郎。
そして、初めて聞いたかのように笑い転げて椅子から落ちる子供達。
それを見て涙を流す保護者。(笑いすぎ)

その後、みゆみゆはトトロの「さんぽ」を歌い、他の子たちも「アバレンジャー」や「プリキュア5」などを歌い、そうこうしているうちに給食タイムに。

っていうか、保育参観、これでいいのか?!
いつもこんな感じなの?もしかして。先生!!
めちゃめちゃ笑わせてもらったけど!!

参観日

2007年06月10日 06時18分30秒 | みゆみゆとの生活
わお。6月一回も書いてなかった。
覗いてくれている方、すみません。

今朝は雷の音で5時台に目が覚めました。
大気が不安定ですね。
おかげでパソコン開ける暇ができました。感謝。

先日、結婚記念日(5周年!)の日に、みゆみゆとそうちゃんの保育参観がありました。
基本的に乳児組(そうちゃん)は、親が張り付けで、参観と言うよりは「親子で保育体験」のようになります。
二つの教室を行き来するのは大変だなー、と思っていたら、夫が仕事を休んでくれて、
ひとまず「みゆみゆはかーちゃん」「そうちゃんはとーちゃん」が係となることにしました。

朝一は、いつも園庭でみんな並んで体操。
お、みゆみゆがいつも家でやっている「動物体操」が始まった!
・・・途端に大粒の雨が!!

すかさず園長の声がマイクに響く。
「大変です!大変です!みなさん、雨です。中へ入ってください!!」
「キャー!」(園児達)
ムム。避難訓練のようだ。

それぞれの部屋に入ると、先生が「それじゃ、まぁ、粘土でもしよっか。」
あきらかにノープラン。粘土は始まったものの「好きなもの作っていいよー。」と野放し状態の子供達。
みゆみゆは、何を作ったかと言うと・・・
「おにくのはいった おだんごだよー」と、ひたすら丸いもの。
近くにいたお友達は細長く延ばしたものを顔の近くにぶら下げ、なんと
「はなぢ つくったよ」 芸術万歳。まさか粘土で液体を作るとは。

だらだらと粘土遊びは続き、退屈になってきたので、そうちゃんの様子を見に行くことにしました。
「みゆみゆ、ちょっとそうちゃんの様子見てくるから待ってて。おとうちゃんと代わるね。」
「えー。いやだー。みーちゃんもそうちゃんのようすをみにいくよ。」
「だめ。ここにいなさい。」
振り切って乳児クラスへ。
そうちゃんは父ちゃんにべったり引っ付いて、周りの様子を観察中でした。
「ちょっとおかーちゃんと代わるよ」と言った途端、大泣きで父ちゃんに追いすがりましたが、とりあえず交替。
すぐに泣き止んだけどね。

さて、つぎは乳児組さんでそうちゃんと遊ぶぞ。
と思っていたら。
あっという間に帰ってきた父ちゃん。
「みゆみゆに泣かれたよー。お母ちゃんがいいんだってさ。廊下で先生と待ってるから早く行ってあげて。」
残念そう。そして悔しそう。
でも、帰ってきた父ちゃんに、そうちゃんはニッコニコでした。
やっぱりそうちゃんは父さんが好きみたい。

みゆみゆはおかーちゃん
そうちゃんはおとーちゃん

しばらくこの図式は続きそうです。