かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

駆け込み購入?

2014年03月23日 21時20分24秒 | みゆみゆとの生活
「増税前の駆け込み購入」のつもりは決してなかったのですが・・・。
結果的にはそうなってしまっている。

先週、こんだけ買いました。
・掃除機
・テレビ
・DVD、ビデオプレーヤー
・エアコン
・テレビ台

掃除機以外は全て、そうちゃん用です。
一人暮らし用の小さいもの、機能も単純な物ばかりなので、それほどお金はかかっていません。
それでも夫はもちろん全力で、ビッグカメラとヤマダ電器を2往復し、毎日パソコンで「僕のアマゾン」とにらめっこして、満足いくお買い物をしたようです。

急に大量に買い始めたのはなぜかというと、
TEACCH(ティーチ;自閉症者のためのプログラム)の本を見ていて、部屋の構造化は必須だな、と思い始めまして。

何せ、家庭というのはわかりにくいもの。
特に我が家は、リビングでほとんどの時間をみんなで過ごすため、物も刺激も、多すぎたのかもしれません。
テレビを見る・食事をする・勉強をする・おやつを食べる・・・そうちゃんにとっては、リビングは目的のわかりにくい場所。
何もかも、要求すれば叶ってしまうんじゃないかと思えてくる場所。
つまり、思い通りにならないことが多く、見通しの付きにくい場所。

少しでも家の中をわかりやすくするため、帰ってくる日に向けて、そうちゃんスペースを確保することに。
ドアを隔てた和室のレイアウトを変え、そうちゃんが作業やお勉強、療育をしたり、ビデオを見てくつろげる場所にするつもり。

そうちゃんがいつ退院できるのかは、今のところ全くわかりませんが。
思いつく限りの準備をしたいと思います。
そのために、今はとりあえず私もお勉強。
部屋のレイアウト、合理的な物の置き場所、一日の過ごし方、何を優先的に身につけさせるといいか・・・。
TEACCH、ABA、感覚統合、PECS、ペアレントトレーニング、その他いくらでも、自閉症に関連する理論はあって、それぞれ奥深いです。
今日読んだ本は、「コロロ発達療育センター」の出している本。
「コロロメソッドによる自閉症療育」、なかなか面白かったです。
そうちゃんが帰ってきたらこれやってみたい、と思える方法がいくつかありました。

たくさん本を読むと、ひとつの理論が正しくて他が間違っているということはないとわかります。
お、これはそうちゃんに合ってる、と思うものを我が家で採用しながら、そうちゃんが安心して暮らせるための基礎づくりをしていければ、と思います。

そうちゃんを育てていて、自閉症について思うこと。
最近、横浜発達クリニックの佐々木先生が仰っているように、
自閉症を完治させるという発想ではなく、自閉スペクトラムをひとつの文化として、尊重しながらつき合っていきたい。
この子がいることの意味を感じられる、親でありたいし、社会であって欲しい。

あ、話がでかくなってしまった。
やりたいこと、やらなきゃいけないことがいっぱいある。
そのことに感謝しながら、最後の1週間、頑張ります。