かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

2年半ぶりの大発作で119番

2022年02月22日 18時43分59秒 | みゆみゆとの生活
朝ごはんの途中。
隣でご飯を食べてるそうちゃんが「ウッ」とうなった。
見ると顔の左半分がピクッピクッと痙攣している。
おお、てんかん発作だ。とりあえず時計を確認。
部分発作はみるみる広がり、全身がガクッガクッと痙攣し始めた。
完全に意識消失。
おお、2年半ぶりの大発作だ。
私が立ち上がると同時くらいに、そうちゃんは椅子から崩れ落ちた。

床に横たわり、顔も手足も全身が定期的なリズムを持って痙攣する。
眼球は上転して白目になってる。
息ができてない。
顔色がみるみる青紫色になる。
口の中にはご飯が。
これはまずい。食べ物が詰まって窒息してるかも。
少しでもご飯が出てくるようにそうちゃんの顔を横に向ける。
意味ないとわかってるけど、名前を呼ぶ。
「そうちゃん!そうちゃん!」

もし窒息だったら私一人でできることはそんなにない。ヤバい。
めちゃめちゃうろたえながらも迷わず携帯を取り、119番に掛ける。
「火事ですか?救急ですか?」
「救急です。子どもがてんかん発作を起こして、息が止まってます。食べ物が詰まったかもしれません。」
説明しているうちに、そうちゃんはゴホッと息を吸った。

あ、大丈夫かも。
発作によるチアノーゼだけかも。
119の人に伝える。
「息できました。救急車来なくて大丈夫です。」
はいそうですか、とは119は切らない。
「意識はどうですか?会話できそうですか?」
「会話はできないんです。元々。」
「名前呼ぶと反応はありますか?」
呼んでみたら、そうちゃんは朦朧としながらも「はい」と返事をしてくれた。
やっと119の人も私も安心できた。
「今後意識が曇るとか何か少しでもおかしければ、またお電話くださいね。」
親切ーー!119の人、親切ーー!

発作は2分。長い長い、2分でした。
今までに何度も大発作見てきてるけど、その中でも一番怖かったかもしれない。
あまりの顔色の悪さに、死んでしまうのかと思った。

発作後、そうちゃんは数分ソファでボーッとした後、さっさと制服に着替えて「がっこう いく」と言った。
え。ちょっと休憩しませんか?
「がっこう いく」
さようですか。
というわけで大発作の20分後に家を出て、スクールバスで普通に登校していくという…。
体調よりスケジュール重視。そうだね、君は。

記事が長くなりました。
今日はここまで。
登校させた後病院に連絡を取ってお昼に受診した話は、また今度。
早めに寝ることにします。