かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

面会ならず

2025年03月09日 22時42分36秒 | みゆみゆとの生活
入所施設の保護者会に出席。
の後にそうちゃんと面会!のはずが。
「施設内で胃腸風邪が蔓延しているので、今日まで面会お断りしてます。」だって。
うーー。
怒涛の13連勤、この日を楽しみにしてきたのに。
がっくし。けど仕方ない。

保護者会では、施設を運営する法人に人員の加配を要望する文書を提出したとの報告があった。
最近入所した方のお母さんが、
「うちの子は強度行動障害のある自閉症で、区分は6です。言葉もありません。
ですが今までずっと、軽い子も一緒にいる作業所に通って、働いていました。
施設入所してから生活は、仕事もなく外出もできず、ほとんど何もしない毎日です。
職員さん達ももう少し色々活動を提供したいけど人員が足りないと言っていました。
親として、これから先のこの子の暮らしがほんとに心配です。
すぐには解決しないかもしれませんが、やはり要望を伝えていくことは大事だと思います。」
そんなふうに切実な思いを話された。

強度行動障害、自閉症、重度知的障害、区分6。
この施設で暮らす人のほとんどがこの全部に当てはまります。
特別支援学校でも、そんなにはいません。
どの人も、地域に暮らしていた頃は作業所でおそらく一番手のかかる人で。
マンツーマンに近い支援を受けていた人々。

ですが入所施設はそうはいかない。
国が定めた基準はクリアしていても。
そもそも制度が強度行動障害に対応しきれておらず、実態と合っていない。
そうちゃんのいる施設は、全国的に見ても数少ない強度行動障害に特化した入所施設で、職員さんの負担の大きさは想像に余りあるものがあります。
そんな中、施設長始め幹部の皆さんはほんとに親身に寄り添ってくれている。
それがわかっているので、あれこれ無理な要望も言えません。
その職員さんたちが、「人員が足りない」と事あるごとに言われています。
それはひとえに、「いい支援がしたいから」なのです。

なんとかならないのかなー。
法人内部への働きかけのみでは何ともならない、国の制度の壁が見えるだけに。
切ない思いで施設を後にしました。



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