先日も、ついつい秋刀魚を焼いて食べました。あきはやっぱり秋刀魚です。なんていったって、庶民の味覚の代表株です。
ストレスを癒すにも、こうして、炭火や炎を見つめながら火をおこし、秋刀魚を焼く、最高ですね。それが、夕食にあがります。
それだけで、私たち庶民に取っては至福の時です。
最近、秋刀魚の取れ高が減っているという話を聞きますが、耳の痛い話です。
秋刀魚を焼くせいか、猫も我が家にやって来てこまります。頭としっぽをくれてやれと言うことかなと思います。
畑で土に触り、秋刀魚を焼いて食べることが出来る幸せをつくずく感じております。
秋刀魚焼く
そばで子猫が
ニャーと鳴く
秋深し
秋刀魚食らいて
長寿かな
秋の夜長
秋刀魚が無くて
夜もくれぬ
秋刀魚使って
ダイコン切れぬか
試し切り
秋刀魚食べ
秋の夜長も
暮れてゆく
遠くから
秋刀魚のにおい
風に乗る
炭火焼き
次は火鉢を
欲したる
その次は
庵おば
欲したる
欲望は
際限もなく
駆けめぐる
燃えたぎる
炎の中に
栗一つ
銀杏を
つぶしてみては
臭いかぐ
秋刀魚おば
焼くたび父を
思い出す
我が儘は
芸術にこそ
必須なり
既知を無にして
心を解放す
夜が暮れて
秋はやっぱり
秋刀魚かな
