徳用 宗家(チョンカ)キムチ(白菜キムチ)1.2kg 要冷蔵 | |
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宗家チョンカ |
震災8年2月26日
2月9日から始まっていたピョンチャンオリンピックもいつの間にか閉会になりました。17日間という短い期間でしたが、久しぶりにテレビで楽しませてもらいました。今年のオリンピックほど温かな感じで総括できたオリンピックはありませんでした。
特に、今、こうしてまぶたに浮かんでまいりますのは、何といっても、あの二人です。そして、女性の活躍が目立った年でもあります。
心に残ったアスリートは小平菜緒と、高木美帆選手でした。インタビューで色々喋るのですが、その内容が素晴らしく感心してしまった事を思い出します。気配りが半端でないと思いました。
小平選手では韓国の過去のゴールドメダリスト、イ.サンファンとの友情です。ライバルでありながらあれほど、心も通い合っていたシーンを見て感銘を受けたのは、私だけでは無いはずです。韓国のメディアでも、大きく取り上げられました。誰でもできることではありません。小平さんの心の美しさに吸い込まれてしまいました。強いけど謙虚な気持ちが私の心をとらえました。人は年齢ではありません。自己中の世の中にあってあれだけ、相手を思いやれる彼女に賞賛を贈りたいとと思います。彼女のスポーツへの心構えの根底にあるものがよく見えてきました。
あのイ・サンファンとの友情は道徳の教科書に掲載されてもいい内容でした。韓国経済は「"アジアの力と友情"を見せてくれたイ・サンファと小平」も特集していました。韓国国内でイ・サンファが滑った時間帯は、中継した3局の瞬間最高視聴率が合わせて65.3%を記録するなど、国民的な関心も大いに盛り上がっていました。これぞ、スポーツにしかできないことだったのでしょう。今も、心に深く焼き付いています。
ああいう女性がまだ、沢山いる日本であって誇らしいと思いました。こと、韓国メディアにとっても2人の美しいスポーツマンシップは称賛に値するものだったようです。多分あれを見た沢山の世界の人たちも大きく心を揺り動かせられたでしょう。
最近のオリンピックは商業化し、とかく政治ショウ、経済ショウとなっていますが、あのようなシーンを見られて幸せ感が一杯になったのは私だけではないでしょう。
それ以外でも、高木美帆選手も小平さん同様、印象に残った選手でした。二人とも、若いのに大人だなと感心しました。と、同時にまだまだ、私も、あんな若者が沢山いる日本人であったことに人ごとの様ですが、誇りと幸せを噛みしめています。
日本、まだまだ、精神も捨てたものではないと思わずにはいられませんでした。世知辛い国際社会のなかでも、一時の幸せを世界に振りまいていた彼女らの姿は素晴らしかったと思います。久しぶりに感動した名場面がかいま見られたピョンチャンのオリンピックでした。それと、若い女性の大活躍が目立ったオリンピックでした。
また、高木選手の3人でやるパシュートも息のあった姿が印象に残りました。そして、取った金メダルも協力と努力の賜だということもよく分かりました。何よりもチームの五人の気持ちがぴったりあい寄り添ってのゴールドメダルだということもよく分かりました。
とかく、一人が前に出ると脚を引っ張る低次元のレースではなく、地道でチームのあたたかさの中で培ってきた力の賜だとよく分かりました。努力家であり、目標に向かって少しずつ歩みを進めていく求道者の姿が凛々しくもあり温かくもありました。
スポーツというととかく、勝利史上主義に陥っている感がありますが、こんなにも美しい姿を見ることができてとても幸せな時を過ごさせてもらいました。やはり、アマチュアの祭典です。アスリートさんありがとうございました。
70歳にして、今回のオリンピックは心が揺さぶられる場面が二人のアスリートを通してありました。これも、犬も歩けば棒に当たるとはこのことかなと今、つくずく想っています。
きっと、二人とも素晴らしいお母さんになっていくのだと思います。日本の女性としても誇れる人たちとメディアを通してですが、接しさせていただき感謝に堪えません。
また、びっくりした事で、高木姉妹の事ですが、今までは、何かと妹の美帆さんが表面に出て引っ張っていた感じでしたが、姉の菜那選手が今年から初めてオリンピック競技に加えられたマススタートで突如金メダルのぶっちぎりをやったのは痛快でした。昔サッカーをやっていたのでそういう力がついているのか、けっこう周りを見ながらレースを組めているのかなとも思うといっていたのが印象に残っています。
今の時代はシームレスの時代だなと、ハイブリッドの時代だなとつくずく感じています。全然関連のないことでもどこかでつながっているのです。その繋がりがあるとき、ふと、一つのものに収れんして出て来ているという感じです。姉妹の性格も体格も違いますが、いい姉妹だなと思いました。
それにしても、男性の活躍が目立つスポーツで、これほどまでに、女性の良さが出ていたオリンピックはないと思いました。高木美帆さん小平菜緒さんありがとう…。この分では日本も捨てたものではないですね。二年後の東京オリンピックと、四年後の北京冬季オリンピックが楽しみになりました。二人の肩ひじ張らない謙虚なメダルがまだ、心の隅に焼き付いています。