コロナ４年５月31日（ウクライナ、ロシア戦争２年）
先日、アルバムをふと見ましたら ちょうど41年前でしょうかね。私が35歳の時で、 県の器楽コンクールに参加している写真がありました。あれからもう41年も経ったと思うと感慨深いものがあります。
思えば小学校の教師に転職してから、せっかく 小学校の先生をやるんだったら 音楽もやりたい 。全ての教科をやってみたいという思いがありました。
最初の勤務地は、当時私が埼玉で勤務していたこともあり、埼玉の小学校が教職の出発点になります。今でも、天職である教職に合格したはがきを頂いたときは喜びを隠せませんでした。
２年遅れて、大学に入りましたので、24歳からの再出発でした。その間、河合楽器、ヤマハ発動機、防衛庁事務官と6年間の社会人生活がありました。今想うと、いい経験をしたなと想います。
当時は小学校は音楽を除いては，原則、全教科指導になっていました。それには、自信がありましたが、音楽だけは、今いちという感じでした。なぜなら、子どもの頃、ピアノは習った事がなかったからです。
早速、ピアノを習いに行くことになりました。初歩のバイエルを終了するのに２年程かかりました。当時から好奇心だけは旺盛でしたので、何でも未知なものをやってみたかったのでしょう。まあ、今でも記憶力は衰えましたが、好奇心だけはなぜか、旺盛でした。
工業高校にいた頃は、電子のエンジニアを漠然と描いていましたが、試行錯誤するうちに向いていないことが分かり、教職の道にたどり着いてしまいました。そして、教職を36年間勤めました。当時、ピアノ教室に通っていたことが懐かしく想いだされます。できたばかりの学校で、朝、出勤するとよくオルガンを弾いていたことがありました。
こちらの写真は、浜松市の学校に勤めたころの写真です。県の器楽コンクールに出た時のものです。この学校で音楽主任になりました。
何でも初めての経験で、総譜が読めるようになり指揮法も学び、こうして子どもの前でタクトがふれたのが、いい想い出ですね。下手の横好きですが、夜は合唱団に入り第九、メサイア、ロシア民謡、イタリアの曲などもやりました。
想い出といえば、父と同じ会社(河合楽器)にはいったのも偶然という必然だったかなと、今、追想している所です。ましてや、息子も親が進めたのでもなく、同じ教職にあり、私が勤めた同じ学校に今、勤務しているのも何かの因縁かもしれません。
世の中は、自分一人で生きているつもりでも、何かの糸に引かれているのかもしれないですね。偶然が重なると、結果としてそんなことを想ってしまいます。事実は小説よりも奇なりとはよく言ったものですね。
