震災6年9月15日
昨日、ウォーキングをしていましたら、偶然、堤防脇で変な幼虫に出くわしました。調べてみましたら、ジャコウアゲハの幼虫でした。決め手は馬の鈴草を食草としていることでした。
蝶はどういう訳かどの種類も決められた植物の葉しか食べません。この植物が馬の鈴草だったのです。名前も馬の鈴草ということで、何かいわれがありそうです。
早速調べてみたところ
和名の由来は、葉が馬の顔に似ていて、花の球形の部分が馬の首に掛けるような
鈴に似ていることから命名されたという説と、単に「花の形が馬の首に掛ける鈴のようだ」ということから命名されたという説があるようです。
姫路市では市の蝶になっています。
早速、今日見てみようと思い、同じ場所を訪れて見ましたが、場所が定かでなく、いくら探しても見つかりませんでした。近くでは、ジャコウアゲハが何匹も飛んでいましたが、食草である馬の鈴草は1本見つけただけで、昨日の食草はみつかりません。探し方が悪かったのでしょう。
それにしても、ジャコウアゲハはその植物しか食べませんので、その馬の鈴草が少ないということは彼らにとっては致命的なことでしょう。
早速、挿し芽をして増やさないと食べ物がなくなってしまうと思いました。
巷では生物の種類が日ごとに減っていき、絶滅になっているというニュースを耳にすることが、最近よくあります。マグロも同じような運命です。
詰まるところ、すべては人間中心の世界になっているのが問題だと思われます。昔から万物の霊長が人間だなんて言ってきましたが、人間とて生物の一員に過ぎないのです。
地球の汚染もすすみ、温暖化の脅威が迫っています。青い地球もこの分では滅びてしまいます。どの生物とも共存できる世界にならないといけないのです。
すべての生物は自然と共存していかないと生きていけないのです。そろそろ、自然循環型社会にこの地球をしていかないと、生物の多様性は失われ、人間だけどんどん増え続け最後にはそのために人類の生存も危なくなってしまいます。
宗教面から見て見ますと、本来日本では仏教伝来の前の先史時代から、自然を崇拝し、それに畏敬の念を持ち、神々は木や森や山等の自然の中にあまねく存在する神道でした。その後、個人の悩みや内面を解決する仏教がその後伝来しキリスト教も加わるようになり、人格心を持つ神を崇拝するようになりました。
ですので、神道はやはり日本の魂なのです。昔から自然を大切にし自然と共に生活して来たのです。24節気を見れば分かるのですが、すべて自然と関連があるのです。
秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至へと変化していくのです。すべて、自然と関わっている言葉です。
最近、その自然も夏と冬が大半をしめ、春秋が少なくなっているように思います。それも温暖化の影響のようです。もっと、もっと、私たちは自然を大切にし、それに感謝していく必要がります。
先日のニュースでも我が国の周りの海水温が上昇している話がありました。30℃もあるとの事です。海水といえばものすごい体積を含んでいます。その、海水温が高くなっているということは、熱をため込んでいるということになります。その熱量たるや莫大なものをため込んでいることになるのです。温暖化が進んでいくのもうなずけてしまいます。困ったものです。
※幼虫の上に卵の殻のようなものが見えます。そこから、うまれたのでしょうか。何か、考えているようにも思えます。羽化まで行って欲しいですね。
