想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

秋本番

2016年10月29日 | 野山散策

震災6年10月29日

 

 稲穂の切り株の中に濃いピンクのコスモスが咲いていた。遠くから歩いていても、すぐ分かる。多分、こぼれた種から自然に育ったのだろう。それにしても、よく目立つ。

 切り株から育った早苗の緑とピンクとのコントラストが美しい。お互いを引き立てている。それを見ていると秋だなあとつくずく感ずる。もうちょっと、天気がよくて、晴天だともっとよかったかもしれない。

雑草の中で コスモスがたくましく咲いていた。

 庭ではホトトギスの花が、野道では薄紫の野菊が咲いていた。そして、葉脈だけを残した葉っぱが道路に横たわっていた。これだけ、そろえば、もう、秋は本番だ。

サツマイモがもう収穫の時期に入った。下の芋はベニハルカだ。 

 最近、毎日少しずつ掘り起こしている。今年栽培した品種は、ベニハルカ、シルクスイーツ、紫芋だ。

 里芋も連日収穫の時期に来ている。毎年、たくさん育ち満足している。先日も妹の方にサツマイモと里芋をお裾分けにいってきた。大変喜んでいた。両方とも、ほとんど手を加えなくてもよくできるので、我が菜園では定番の野菜になっている。

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朱色の美しさ

2016年10月26日 | エッセイ

震災6年10月26日





 この時期になると、我が家の渋柿が真っ赤に色づきます。風情があり見ているだけで、心がいやされます。この赤、もっと言えば、朱色と言うのでしょうか、日本にはこの色がもっとたくさんあったように記憶しています。色には色々ありますが、朱色は日本の中心の色ではないかと最近思うようになりました。


 赤にも臙脂色(えんじいろ)茜色など微妙に色合いの違う赤があります。赤・朱・紅・赫・緋等が赤の個別の色を感じで表現しているようです。日本人の情緒の豊かさを表しているのだと思います。(赤ばかりではありません。緑にも色々あります。野菜を育てていてつくずく日本人の色の豊かさそれに寄せる感性には感心いたします。)



 私のうちでは渋柿が赤みを帯びると秋が来ます。それを見るのが楽しみの一つでもあります。四季折々自然は微妙にその姿を変えていきます。まさに、諸行は無常だなと思わずにはいられません。


 朱色を想い浮かべていますと、平安神宮や伏見稲荷大社等にもふんだんにその色が使われているのに気づきます。牛若丸と弁慶で有名な五条大橋にもそんな色だったと記憶しています。


 また、巫女さんの緋袴にも出てきます。正式には緋色というようですが…。



 昔からの言葉にもたくさんその色の言葉が出てきます。朱雀門、朱子学、御朱印船、朱筆、朱墨、朱に交われば赤くなるです。このような自然に恵まれた日本に生まれて感謝する毎日です。








 

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伝統野菜 見付カボチャと糖度

2016年10月16日 | 家庭菜園

震災6年10月16日

レコチョク

  伝統野菜という言葉が一時はやりました。ここ静岡県でも、ジュビロ磐田で有名な磐田市見付で作ってきた野菜が日本野菜の「見付カボチャ」です。

 明治から昭和中期頃迄、JAの本店がある磐田市見付付近で作られていました。今、食べている西洋カボチャに押され姿を消していってしまいました。

 この「見付かぼちゃ」を復活させようと、近年、NPO法人「いわた夢クラブ」を中心に、静岡県中遠農林事務所、農林大学校、磐田農業高校、JA遠州中央も加わって、栽培を増やしています。

 昨日、このカボチャを偶然、JAのストアーで見つけ購入しました。生のカボチャを1/8にカットして売っていました。糖度は12度と書かれていましたから、相当甘いカボチャではないかと思われます。いずれ、食べてみれば分かります。
 
 一般に普通、大玉トマト 4~6度、高糖度(フルーツ)トマト 8~10度、イチゴ12~15度と言われています。

 一般のかぼちゃの糖度は、平均が10~12度といわれて、相当甘いはずですが、なぜか、体感的には果物のように甘いと感じたことがありません。こうして、12度のカボチャを前にしていてもぴんときません。

 カボチャやサツマイモは収穫したときの糖度ばかりでなく熟成してこそ糖度が上げるんだということも今回、初めて知りました。まだまだ、知りたいことがいっぱいです。

 来春には、種を畑にまくことを予定しています。はてさて、どんなカボチャができるか、収穫が今から楽しみです。

 

※種も少し、小さめのようです。

 

 皮がワニのようでごつごつしています。

 実際はこんな感じの野菜です。

 

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ナスの挿し芽成功!

2016年10月12日 | 家庭菜園

震災6年10月13日



 


 秋なすがおいしいと、昔から言われていますが、普通は、苗を買ってくるか、種から育てます。人はいつも、こうして過去から受け継いだことを何の疑いもなくやっていく保守的なところがありまう。でも、常識を疑い疑問を持ち、違うことをやってみると新しい発見と喜びがあります。


 枝を切ると私は何でも挿し木にしているのですが、果たしてナスが挿し木に向くかどうか、試してみたくなり、やってみました。だめだろうと思っていましたが、その一本がしっかり根付いているではありませんか、びっくりしました。


 何でもやってみることが大切だなとあらためて気づきました。まずは、常識をちょっと変えてみると違う世界が見えて来ることが分かりました。


 発明発見は案外こんな所にヒントがあるのかもしれません。


 ペニシリンの発見、お酒の発見なども案外、ひょんな所から出て来たのだろうと思います。そのためには、日頃からの気づきや驚きなどの五感をとぎすましておくことはとても、大切な事だと思います。


 これは、子供だけの特権でなく、いくつになっても視点を変え、感性をとぎすませていればできることではないでしょうか。


 ※挿し芽が成功して花までつけています。温度も低くなるので、これ以上は多分育たないと思いますが、さて、やってみないと分かりません。実がなったらまた、お知らせ致します。


 こうみるとなかなか、ナスの花もきれいですね。


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ゆったり野菜作り 

2016年10月07日 | 家庭菜園

震災6年10月7日

 今日から、涼しくなり秋の気配になりました。多分もうこれ以上の暑さはないと思います。これを機に本格的な秋に向かってほしいと思います。
 最近は、夏が6~9月で4ヶ月以上あり、秋が10~12月で3ヶ月冬が1,2月で2ヶ月、春が3~5月で3ヶ月と、まあ、ざっと、こんな四季が続いています。もう、ちょっと、温暖化が進むと5月~9月が夏になってしまいそうな勢いです。
 俳句などの季語に大いに影響がでるのではとか、日本の四季の移り変わりはどうなってしまうのだろうと、危惧をいだくのは私だけなのでしょうか。日本の美しい風物詩も遠い過去のものにならないようにしてほしいです。

 さて、昨日は、汗を流しながらのジャガイモの種を植えました。品種はデジマとキタアカリと春植の残りのシェリーとインカノメザメです。これから、ぐんぐん育ってほしいと思います。

下の写真はもっぱら使用しているスコップと、鍬です。スコップは古い木の柄が壊れたので、スチール製に変えました。また、鍬も柄を昨年変えたばかりです。原始的な方法で育てていますが、無理をしなければ、体力作りでやっています。もともと、海に近く砂地ですので、耕すのは楽です。自称里山的自然栽培ですので、肥料は鶏糞と苦土石灰以外は使いません。消毒もやりません。与えられた条件の中で育て安い物を作っています。他にかまきり、くも等の昆虫や微生物の力を借りるように心がけています。ちょっと、気になるのが、鶏糞が安価でいいのですが、養鶏場で抗生物質や化学飼料を使ってないかの心配がありますが、まあ、その影響は微量だと思っています。

 ◎育ててみて分かったこと

①もともと、PHが5~5.5強位の土地のようですので、アルカリを好む野菜は中和剤として、苦土石灰を入れて調整させないとうまく育たないことが分かった。
 ほうれん草、ソラマメ、インゲン豆

②キャベツや白菜などのアブラナ科の野菜はチョウや蛾の幼虫に食害されるので、気温が少し低くなってから育てた方が育て安い。

③連作を嫌い、野菜はなるべく連作をしない。なるべく輪作をさせる。
 ●とくにナス科やウリ科、マメ科、それにアブラナ科の野菜は連作障害を起こすので、注意が必要
 ●連作の後には相性のよい野菜を組み合わせている。
 ・なすの後にはカボチャ、枝豆、トウモロコシ、ササゲ
 ・キュウリの後には、トウモロコシ、タマネギ、ほうれん草
 ・大根の後にはエンドウ、枝豆、ネギ
 ・タマネギの後にはトマト、キャベツ、大根、スイカ
 ・トウモロコシの後にはトマト、白菜、ブロッコリー、エンドウ

④毎年よく育つ野菜
 ナス、キュウリ、ピーマン、唐辛子、カボチャ、うり、白菜、エシャレット、アスパラガス、バジル、しそ
  小豆、里芋、ピーマン、小玉トマト、イチゴ、サツマイモ、生姜、ウコン、山芋、大根、オクラ

⑤どうにか育つ野菜
 トウモロコシ(実に虫が入るが、どうにか食べることができる。甘いトウモロコシは茎まで甘い)
 ほうれん草、インゲン豆は石灰で土をアルカリ化させないとよく育たない。

⑥育てるのが難しい野菜
 ●大玉トマト(病気にかかり、実が熟し始めると葉っぱがしおれ出す。温室の中なら多分よく育つと思う。)
 ●大豆(虫が入ってあまり食べられるものができない。)

虫の影響が多い野菜は、カマキリなど天敵を放す。       

 

 

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