コロナ元年12月16日
得体の分からない身体の不調は大部分この自律神経から来ていると言う仮説を私は持っています。また、自立神経は精神をも大きく支配していると考えて間違いないでしょう。また、自性は円満だと成長の家創設者、谷口雅春氏は言っています。それが、崩れて来たのが、自立神経失調症であるともいえます。そうです。本来は整って生まれた自分の身体が何処かで、何らかの影響を受けて円満でなくなって来ているのです。その本来を取り戻せばいいのです。
神経は自分の意思で動かせる神経と動かすことの難しい自律神経に分かれます。大事なものは無意識に影響を与えている自律神経です。原因不明の精神的病は主にこの乱れです。目に見え感ずるものは、誰にでも分かります。
具体と抽象という言葉がありますが、正にそれと同じです。人は具体で言えば誰でも分かります。だから、誰にも分かってもらう為には、具体的に例え話を交えて話すことが肝要です。差がつくのはどう抽象し俯瞰する力があるかないかです。哲学や仏教の理念が難しいのも同じ様なものでしょう。
自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経です。心臓と一緒で休まることを知りません。
体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経があります。その2つのバランスを整える事が大切です。最近各臓器からはメッセージ物質が出ている話を聞きます。このことは、医学界のコペルニクス的展開です。今まではすべて指令は脳から出ていると考えられていたからです。ですが、武道や信仰をしている人たちなら、多分うっすり気づいていたのではないでしょうか。手術をしたり、臓器を個別に見たりする西洋医学からは気が付かなかったのでしょう。ですから、同じ、コロナ禍の問題も東洋医学からの視点が必要でしょう。俯瞰したり、全体からとらえるのは得意でしょうから。
私の推論では人間の体の好不調には論理では及びつかない直観力のようなものが働いているのではないかと想うときがあります。ですから、西洋医学だけからはこの種の自律神経失調症は治せないのではないかと想います。こと、精神に関しては人の身体を全体としてとらえる東洋医学的アプローチの方がいいのだと想います。中国でさえも東洋医学と西洋医学が共に医者として認められているようですが、日本は、随分偏向しているなと想います。
さて、自律神経を整えるために、常日頃から私のやっている事を列挙してみます。
①呼吸を整える。
下腹に大きく息を吸い込み、ゆっくり吐き出す。時々は脳天に向かって吐き出す。全ての不調は呼吸の乱れになって具現化される。ヨガや太極拳もいいと想う。一日に一回は呼吸を意識して息を整えることが大切。
②適度な運動をする。
ウォーキングは8000歩/日を目安に出来るだけ身体を動かす。その時、体力維持の為に、ややきついなと感ずる負荷をどこかで与える様にしている。程々にやるのが大切でやり過ぎない事。また、卓球を週3程やっている。
③身体は色々な神経や筋肉と関連しているので、なるべく多方面の筋肉を動かす。そうすることにより、筋力も付き、血流もよくなる。そして、内臓を支えている筋肉のバランスもよくなり、特定の方向に引っ張られている筋肉による偏りを是正することにより、肩こりや痛みから救われる。
最近では、メッセージ物質が各臓器から出ていて、やりとりしている事が分かって来ているので、その事も意識している。常々わたしも薄々この事には気づき始めていた感があった。なぜなら、脳だけで考えて指令を送っているのではなく、長年生きていると、考えなくても身体が動く事に不思議な感覚を抱いていたから。無意識に身体が動く事の不思議に…。
科学は往々に間違いを起こして来た歴史がある。天動節から地動説やメッセージ物質で各臓器間が脳を介さないでやり取りしていることなど、根本が変わり世界観までもが変わってしまった。
④なるべく深淵なものに触れ、感性や情操を高める。
考えるのではなく、感ずる心を大切にする。感性こそ、自律神経の栄養の様なものだ。感性を磨いて情操を高める工夫をする。(永遠に追い求めるもの)芸術家こそ、その感性の真っ只中にいる。なるほど、芸術家は年をとらないな。
⑤土に戯れ自然にふれる。
子ども達は砂遊びが大好きである。やはり、人は土により育てられ、埋まり土に帰るのかな。それが、自然なような気がする。だから、野菜作りや野山の散策が大好きである。私は樹木葬に決めている。それが自然だから。それらをしていると、心が解放される。