想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

置き忘れる事ってない?

2023年12月19日 | エッセイ
コロナ4年12月19日(ウクライナ、ロシア戦争2年)

 若い頃は物を置き忘れることはあまりありませんでした。 それは私の推測ですが 置く場所が新しいから なんですね。だから、そこへ注意が向くんですね。

  ところが 年を取るとそういう動作を何回も繰り返すもんだから もうそこに注意が行かなくなっちゃって、それで 忘れてしまうようです。

 だから 私は記憶力が落ちているのでなくて、注意がそちらに向かなくなっているから、覚えていないのだと想っています。

 同じことをくりかえすと、意識しなくても、そこが分かり、そこに置いてしまいます。だから、記憶に落ちていかないだろうと私は推論してます。

 記憶が衰えているのでなく、同じことの繰り返しなので、注意力が行かないのです。まあ、俗にいうマンネリ化なんです。年齢を重ねていくと、このマンネリ化は進歩を妨げる大きな要因になります。

 だから、シニアになっても自分を高めたいと想ったら、常に新しい未経験なものに挑戦する姿勢が大切だと考えます。毎年、毎年、昨年と同じことを繰り返すのでなく、そこに、いつも新しい息吹を吹き込むことをするのです。プラスアロファを加えるのです。

 そうすることにより、記憶はより鮮明になり、細胞も活力を持つことができるのです。伝統に胡坐をかいていると進歩から取り残されてしまいます。俗にいう伝統は進歩には不向きです。本来の伝統というのは、そこに新しい息吹を吹き込み変えていくことです。伝統は古きよきものでなく、常に作り変えてゆく能動的なものです。諸行は無常です。その連続なんです。絶えず新しい息吹を吹き込んでいくのです。生きるとはそういうことの連続です。

 それがなくなったら死も同然です。生まれたばかりの赤ちゃんの吸収力たるや驚異的です。若い人はそういうことを実践している人です。若い頃は、生まれてこの方、すべてが初めての経験です。ですから、当然、そちらに神経が行くし、意識もいくのだと想います。そして、印象も深くなるので、記憶にしっかり刻まれてゆくのです。

 ですから、肉体は衰えても、若くいたかったら、そういう意識をもって行動することです。その連続が若さを持続させる秘訣です。

 心ころころ変わるから心なんです。心はいくつになっても、どんな形にでもなれるのです。質量もなく、形もなく、場所も占領しません。本来人間は我儘に(おもいのまま)に生きているのです。この世で老いるのは肉体だけです。この肉体が尽きた時があの世への入り口です。その入り口は死でなく新しい世界への入り口です。そんな気持ちで高齢者時代を過ごせたらと想っています。


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人生とは、泡沫(うたかた)のようなもの

2023年12月11日 | エッセイ

 コロナ4年12月11日(ウクライナ、ロシア戦争2年)   

    人生と言うのは出会いと別れ、この連続だなとつくづく思います。現在76歳になりますが、今振り返るといろんなことがありました。時間の流れとともに、次々といろいろなことが起こってくるのです。

 まあ私の好きな言葉に、人生は邂逅の歴史という言葉があります。邂逅とはめぐりあいです。これは亀井勝一郎氏が言った言葉です。
 
 こないだ、テレビでそんな出会いと別れのことをお話していて、ふとちょっと思い浮かんだのが、鴨長明の方丈記っていう随筆です。その中の1節に、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみにうかぶうたかたはかつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」の有名な文があります。

 私が大好きでよく口ずさむことがあります。まさにこのことが人生と一緒だなと思わずにいられませんでした。いつも人生を言い表したいい文章だなと感心しておりました。あの出会いと別れのお話とリンクしたのです。

 鴨長明と言えば、今から800年前の人ですが、人の心と言うものはいつの時代でも変わらないものだなとつくづく思います。
そういえば、仏教では諸行無常と言うのがありましたね。

 こういう私も今日もこのようなうたかたのようなものだと想います。無常と言えば無常ですが、人生は変化の連続であるともいえます。

 松尾芭蕉の言った不易流行という言葉も似たようなものかもしれません。時の流れの中で永遠に変わらないもの流れとともに変わっていくものについてのお話だと思います

 時はいつの間にか後へ後へと流れていきます。なぜ歳を重ねるとこうも時の流れは早いのかと思ってしまいます。1年の短さと儚さはいかんともしがたいです。
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ご破産で、願いましては?SNSの世界

2023年12月08日 | エッセイ

コロナ4年12月8日(ウクライナ、ロシア戦争2年)


 今デジタル社会と言われて、ネットではいろんなことができますね。


 日本でよく使われているSNSには、以下のようなものがあります

  1. Twitter - リアルタイムで情報収集したい人に人気です。1
  2. Instagram - 写真や動画など「メディア」の投稿に特化しており、流行や美容に敏感な女性ユーザーが多いです。1
  3. Facebook - 友人同士がネット上で気軽に連絡を取り合うためのツールとして始まり、老若男女を問わないユーザー層が特徴です。
  4. LINE - 日本で最も利用者数が多く、メッセージアプリとして広く使われています。
  5. TikTok - 短い動画を共有するプラットフォームで、特に若者に人気があります。

 私も好奇心旺盛ですので、上に上げたものはすべてやってきました。情報収集、自己表現、友達作り、社会勉強といろいろ役立っています。ぼけ防止にもいいなと思っております。


 これらのSNSは、日常のコミュニケーションや情報共有、趣味の共有など、さまざまな目的で利用されています。また、ビジネスの場としても活用されていることがあります。マッチングアプリなどもそうかな。

 

 あげていけばキリがないほどいろんなものがあります。その中で私が最近思った事は、人生というのは後戻りできない。リセットできない。いくら悔やんでも過去なんですね。逃げていってしまってます。


 だから人生を生きるという事は、過去を背負いながら今を生きているわけですね。


 ところが便利な世の中になりました。デジタル社会になり、いろいろなSNSで溢れています。


 そうです。人生はリセットできませんが、ある一面、SNSの世界はリセットできます。過去のしがらみがあって困ったこともあっても、そこをご破産でリセットすればいいんですね。まあ、リセットした過去は残りますけどね。


 そうすると、また新しい世界が開けてきます。まあいい世の中になったと考えるか、功罪は少なからずあるでしょう。考え方はあなたの自由ですが時代の流れはこういうところまで来ましたね。

 

 まあ時代に合った生き方というのがあるんでしょう。SNSを真似てご破産で願いましてはと言う考え方も、たまには良いかもね。その長所短所をよく見極めて、前向きに残りの人生を頑張りたいですね。

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高齢者記憶法

2023年12月05日 | エッセイ

コロナ4年12月5日(ウクライナ、ロシア戦争2年)


 歳をとりますと、だんだん新しいことが覚えにくくなります。記憶力が落ちてきますね。さっき言えたことが今度言えなくなったということがどうしてもたくさん出てきます。


 高齢者はよく考えてみますと高齢者なりの記憶法があるなと思います。私もよくやってますが、新しい横文字なんかが急に出てくるとその時はわかったつもりで記憶していますが、いざその言葉を使おうとすると、それを思い出せななくて困ることがあります。いわゆる再生機能が悪くなってんですね。


 その時に使うのが高齢者記憶法です。若い時に比べると歳を重ねるほど、私たちはたくさんの記憶を持っておりますので、その記憶がシナプスとして、いろんな記憶と結びついていますので、そのネットワークの中にその新しい記憶を入れていきます。


 例えばパーキンソン病が出てこない時、パーソンというよくわかっている記憶をもとに思い出します。パーキンソンの最初はパーであり、次のキンソンはお金が損すると意味づけると思い出しやすいです。


 パーソン、すなわち人が、お金を損するとそういうストーリーをこの頭の中で作ります。そうするとすらすらとパーキンソンという言葉が出てきます。


 ステロイドいう言葉があります。これも新しい言葉ですので、覚えたつもりでもなかなか出てこない時があります。ステルス戦闘機と言うのはあったと思いますが、この記憶はしっかりしてますので、最初ステルスという言葉を思い出し、それに似ていたなと考え、ステロイドを思い出すのです。


 ステルス戦闘機に乗って、その中でステロイドを使うというイメージを思い出し、ストーリーを作るのです。そのストーリーを記憶することにより、しっかりと記憶に刻まれます。思い出す時はストーリーから思い出せばいいのです。


 または、ステルス戦闘機を捨てると言うイメージと一緒に記憶すれば、思い出すときは、それをヒントにステロイドを思い出すことができます。


 ただ、単にその言葉だけを覚えるのは、赤ちゃんや幼児の頃が得意です。年齢を重ねていくと、なかなか単にその言葉だけを覚えると言うのは苦手になってきます。


 ストーリーと一緒に覚えるとか、言葉に感情移入をして、その感情と一緒に想起すると言うのもいいと思います。


 年齢を重ねたから、記憶力が悪くなったと嘆くよりも、年齢に応じた記憶の仕方を考え、それを実行すると言うことがとても大切になってきます。負のイメージでなく、プラスのイメージで考えるのです。


 記憶力が落ちたなとマイナスに考えるのではなく、過去のたくさんの蓄積が頭の中に入っているわけですので、その記憶の中に新しい記憶をつなげていくと言う方法が高齢者には良いのではないかと思います。


 ストーリーの中にその新しい記憶を入れていく。感情移入とともにその言葉を記憶する。確かに記憶されている物と共に記憶する。そうすることにより、高齢者には高齢者なりの記憶の仕方があると言うことがわかります。


 赤ちゃんの脳の中を考えてみますと、赤ちゃんってそういうネットワークがありませんので、次から次へと何の脈路もなく新しい記憶が入ってきます。


 大切な事はその人なりの記憶の仕方があると言うことですので、そのことを使って記憶していけば、まだまだ新しい言葉を次から次へ覚えることができます。


 記憶力が悪くなったと嘆くよりも、違う記憶の仕方にチャレンジして新しい技を磨いていこうではありませんか。


 まだまだ人生は長いです。最近のデジタル社会の進歩は早いです。いろんなことに興味を持って新しいことに挑戦していきましょう。ボケている暇はありません。


 高齢者こそ過去のたくさんの経験値を持っています。それを使っていけばまだまだ社会に貢献できます。

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