震災3年9月5日
時が流れれば万物は変化して行く。その辺の一部を考察してみた。
1 スイッチの変化
私が子どもの頃のスイッチといえば、だいたい押すかひねるかの二つぐらいしかありませんでした。単純なものでしたが、その間、2度押す、長押し等随分スイッチも操作方法が変わって来ました。最近はタッチパネル方式が主流となりスマートフォンなどは、さわって、横にドラッグしてドロップなんて作業をします。スイッチ一つをとっても変化が激しいものがあります。それについていくだけでも高齢者にとっては意識的に努力しないとITの時代についていけなくなりました。
2 衣服素材の変化
衣服の素材も随分変化しました。私が子どもの頃はまだ、木綿のもんぺをはいていた人が沢山見られました。また、木綿の手ぬぐい、割烹着を着ていてお母さんもたくさんいました。うちのお袋はよく、手ぬぐいを頭に巻き白い木綿の割烹着を着て家事をしていたのを思い出します。そのうちナイロン、ビニロン、ポリエステルなどの化繊がはやりだし、絹などもすたれていきました。いわゆる化繊が多くなりました。カシミロンなどの言葉もよく聞かれました。最近ではテンセルやデニムなどというのび地染みのする繊維でできた服も現れています。どちらにしても繊維は丈夫さ、着心地、保温性、手触り肌触り等が命ですので、その辺が重要です。
3 通信メディアの変化
大昔はのろしや伝書鳩という時代があったが、その後、電話が発明され遠くに人にも電気があれば伝えることが可能になった。Tele(遠くに)Phone(音)いわゆる音を遠くに運ぶという意味である。音だけでなくテレビが発明され、Tele(遠くに)Vision(映像)いわゆる映像を遠くに運ぶことができるようになった。最近ではスマートフォンの時代になった。テレビも、PCも大きな変化をとげその境もファージーなものとなりつつある。<o:p></o:p>
4 物作り<o:p></o:p>
昔は職人が同じ物を長年の経験でつくっていた。そのうちに生まれれば親父の後をついでやっていくという技術の伝承も親子で行われていた。その後、大きな工作機械が発明され大量生産が始まった。そして、PCを始めとする情報機器の進歩と共にNC工作機械が出始め、より省力化されてきた。最近では3Dプリンタなる物も出始め物作りが工場から個人に移り多品種少量生産がよりやりやすくなり、個人レベルでもパソコンさえ操作できれば素人でも複雑な物ができるレベルまで到達してきた。<o:p></o:p>
5 医療<o:p></o:p>
昔は古くからの言い伝えによる薬草や針灸などで直していた。その後、西洋医学が紹介され医療もより細分化されていった。その間、総合的見地から医療をする東洋医学は脈々と伝えられてきた。今では心療内科などを中心に東洋、西洋に関わらず人間をトータルに看て自然治癒力で直そうとする考えも台頭してきている。新薬の開発も盛んに行われ顕微鏡の制度の向上もあり、ウイルスのような微少な物までのぞけるようになった。しかし、新薬の開発とそれに対する抗体の発生とのせめぎ合いがあり、薬の力にたよるのでなく自然治癒力を高めることがより大切ではないかと思う。わたしもこの考えにたっている。<o:p></o:p>