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"Comin' Home Baby" Herbie Mann
この曲はジャズの中でも一番好きな曲です。私がまだ、20才の頃、当時、河合楽器に勤めていました。西京極の寮から阪急電車に乗り四条河原町迄通勤していました。職場は御所の近く、四条河原町丸太町にあり、毎日、四条河原町から2,30分歩いて通勤していました。、同僚のY君もそこに勤めていました。彼は高校からくフルートを愛用してました。ハービーマンが好きで寮でも演奏していましたので、自然に私も聞いていました。今でも、当時を思い出しながら聞くときがあります。いつ聞いても飽きが来ない曲です。
ジャズもたくさんの曲がありますが、正直言って好きな曲嫌いな曲があります。洋服でも好きな色、好きな肌触り、色からくる過去との思い出、季節感等により微妙にニュアンスが違いますね。音楽にも人それぞれこだわりがあります。あの状況の時はこうだったのに、状況が変われば聞きたい音楽も変わるようなこともあります。でも、やっぱ、彼の音楽はある程度の普遍性があるのでしょうね、何回、どこで聞いてもいいですね。だけど、他の人の演奏も聞いてみましたが、やっぱ、自分的にはハービーマンのフルートによる演奏が一番ですね。あの曲にはやはりフルートがぴったりのようです。また、同じ曲でも演奏する人により変わってしまうのは不思議ですね。その人の持っている魅力というのでしょうか。その人とその曲がマッチしているのでしょうね。大げさに言えば、その人の生き様が曲に乗り移っているという表現がいいのかもね。ハービーマンにとっても、やはり一番輝いていた時代があったのかなとも思います。
結局、時代が変化しても残っていく名曲とは曲そのもののよさと、演奏する人の持ち味ということになるのでしょうか。音楽評論家的になってしまいましたが・・・・。私にとってジャズの中ではベスト!の曲です。
「人生は邂逅の歴史」と、いいますが、良き出会いが良き自分を形成してきたのだと思います。「人生は芸術だ」という言葉もあります。芸術というものは奥行が広いですね。また、時間を十分取り芸術論を述べてみたいと思います。読書でも音楽でも何でも、素晴らしいものと、そうでないものが世の中にはいっぱいあります。自分にとって価値あるものとの出会いが大切です。それが。自分の人生を作ってくるのですからね。人との出会いも同じです。魅力ある人と出会うことが自分を一番成長させますね。いわゆる本物との出会いです。いいものとの出会いが人生だ。そんな人生が今後もあるような生き方に今後の人生を形成していけたらと思う毎日です。
小学校の教師をやっていた頃
「どうやったら本が好きになりますか。」
と、いう質問を親御さんからよく受けたことがあります。
「いい本との出会いですよ。」
と、答えていた頃をなつかしく思い出します。絵本も数々が出版されています。いわゆる駄物もたくさん出版されています。結局はいい本との出会いがないままだと読者好きになれません。「おおきなおいも・いないいないばあ・おおきなかぶ」等は良い絵本だと思います。昔は低学年の子供や息子にも、よく読み聞かせをしました。どれだけいい本との出会いがあったかです。自分で見つけることのできる子は素晴らしいです。でも、子供ではなかなか見つけることはむつかしいでしょう。そこで、それを引き出してあげる人が大切です。そんな教師を目指してきたつもりです。
いい本を紹介してあげれば、自ずと本が好きになります。いい音楽を聴かせてあげれば音楽がすきになります。すべて、本物との出会いが素晴らしい人をつくるのです。1+1はどうやっても2が正解ですが、こと、芸術のことになると価値を求めることですので、どこまで言っても限りがありません。現実にはいろいろしがらみがありますが、それとなんとか折り合いをつけて、どこまでも価値あるものを求めようとする姿勢が大切です。
本物を求める人生は長く遠い旅ですがとても大切だと今でも肝に銘じて生きています。いつまでも魅力ある事象や事物を追い求めていきたいと思っています。高齢者になると、妥協になれ何をやるにも億劫になるのも事実ですが、そこからは慣れこそすれ,感動がだんだん少なくなっていくようです。これは自然なことでどうしようもない面もありますが、視点を変え新たな気持ちに切り替えることにより,みずみずしい感性が少しでも呼び戻されることでしょう。そういう意味で詩を作ることはとてもいいことだと想い、折に触れやっているところです。世の中偽物が多すぎます。それが当たり前だと思う心を払拭することが大切です。本物はいたるところに転がっています。今後は本物との出会いが自分を形成していくといっても過言ではないとおもいます。