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横浜で途中下車、軽く鳥貴族!

2016年04月20日 | ここで一服・水元正介
今夕は、鳥貴族横浜店、釜飯まで食べて、2人で2114円。そして今日、嬉しかったごとが二つもありました。一つは、昼の散歩で友人と出くわし、明日の飲み会が決まったごと。もう一つは、帰りがけの専売ビル通路で、後ろから「お疲れ~っ」と、2人の女子同僚から声をかけてもらったことです。
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抜き書き帳『金子光晴』その13

2016年04月20日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
【338ページ】
内山書店は、中日の知識人の友好の場であったばかりでなく、中国人の知識の栄養の「乳首」の役割をしていた。中国の知識人の多くは、同文の日本語によって、世界の知恵を吸収することが簡便な方法だったので、むかしから中国の新しい文化活動は、日本留学の中国青年による開発を待つのを常とした。

【349ページ】
この連中の青春は、成長するより先に、すり減ってしまった青春であった。彼らのアナルシズム(無政府主義)は、無気力とでたらめの破滅の淵ということに尽きていた。

[ken] 現在、日本と中国とは仲が良いとは言えませんが、古くは日本が中国から漢籍や仏典を学び、戦前は中国人が内山書店を通じて、日本語訳された外国の文献で世界の知恵を吸収していたのですね。日本留学の中国青年は超エリートであり、帰国後の新中国建設で大活躍していますし、台湾の李登輝元国民党総裁もそのうちの一人でした。
また、内山さんは後に『阿Q正伝』(あきゅうせいでん)』を書いた魯迅に、上海を訪れた金子光晴をはじめ、武者小路実篤、横光利一、林芙美子、野口米次郎、長谷川如是閑らの作家・詩人・ジャーナリストらを紹介しています。
それから、349ページの「成長するより先に、すり減ってしまった青春」というフレーズは、昨今の若者による犯罪を見聞きするにつけ痛感させられます。(つづく)
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