前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

いまこそ日本共産党

2009年07月06日 | Weblog
   土曜日・日曜日は、会合と懇談会、ポスター張り出し、街頭宣伝。ある会合では「県内でも自殺志願が急増で職場が大変。急激な伸びになっている。県外の人も多い」と。懇談会では、「福井市の保育園の民営化問題は」「新聞業界も不況で苦しい」などの声。街頭宣伝では、演説が終わると家々から人がでてきて、「がんばってください」「本当にやってくださいよ。無駄になる票はいやよ」など激しい激励。
   静岡で自民・公明応援の候補が負けたことで、「いよいよ麻生ではダメ。看板を変えろ」の声が党内外で強まっているとか。崩壊?
民主党も鳩山代表の夏の幽霊献金問題で、支持率落下。・・・「いまこそ日本共産党」のポスターが光ります。


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   佐々木衆議院議員のメルマガを紹介します。・・・・・


議運では、10日ほど前に、自民党から「民主党の法案のつるしを解きたい」と提案がありました。対立する政党の法案を「委員会に付託して審議したい」ということを、通常はあまりやりたがらないものです。与党にそう言われた以上、民主党は「歓迎だ」と言わざるをえません。じつは、これが「与党のワナ」だったのです(自民党の目的は鳩山献金追及の場をつくること)。

民主党の法案を付託された倫選特では、6月29日(月曜)の夜6時半から理事懇談会をひらいて協議しました。与党が、民主党の政治資金規正法改正案の「お経読み」(趣旨説明)と審議を促しました。これにたいして、自分で法案を提案している民主党は、「何か違うところの意思が動いている気がするので持ち返る」といって審議入りに抵抗したのです。なんとも奇妙な事態です。
私は、「政治とカネの問題は、今国会も噴出した重大問題だ。企業・団体献金そのものの根本問題をきちんと議論したい。議運でも提案したが、民主党の法案、与党法案も全部含めてやってはどうか。充実した審議をすべきだ」と言いました。

そこで、与党はどうしたか。……民主党が応じないので、今度は、「つるされている」与党提出の法案を、30日(火曜)の議運で、多数決により「つるしを解き」、倫選特に付託したのです。与党は、その日のうちに、委員会での趣旨説明をおこない審議するという荒業(あらわざ)を使いました。その日の審議から、民主党はボイコット戦術を使い、委員会にも理事会にも出て来なくなりました。その理由は、与党が鳩山由紀夫民主党代表の「故人献金」の虚偽記載問題を追及する姿勢を示したことに「抗議」するというものでした。

こうして開かれた倫選特では、さらに異常な事態が生まれました。与党議員にも欠席や離席が目立ち、定足数(委員の過半数)に満たない事態が生まれたのです。質問に立った私は、「定足数に達していないのではないか。委員長、確認してください」というと、委員長がおおあわてて「速記を止めて」と指示し委員会が中断、与党側があわてて議員を呼びにいくという醜態を演じました。

私は、「民主党の態度に問題はあるが、与党がちゃんとそろえないと質疑にならない。やる気があるのか」「与党の姿勢は疑わしい」。「真相解明というより、(疑惑を)政争の具にしている」と批判しました。与党席から「切られっぱなしだよ」との声も、もれ聞こえました。

私は、委員会の質疑で企業・団体献金が財界による「政治買収」の手段である実態を示し、企業・団体献金の即時禁止を求め、政党助成金の廃止を求めました。――ただひとつ、清潔な日本共産党の存在感は、国会のなかでも鮮明です。

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  「民主党の態度に問題はあるが、与党がちゃんとそろえないと質疑にならない。やる気があるのか」「与党の姿勢は疑わしい」。「真相解明というより、(疑惑を)政争の具にしている」・・・・佐々木議員の凛とした声が委員会室に響き渡った様子を想像しました。
  まともな政党を国会で大きくしたいものです。