前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

注目の不破・中曽根対談

2009年07月08日 | Weblog
    今日は小暑。暑中お見舞い申し上げます。福井は大雨、洪水注意報がでています。福井豪雨の記憶もなまなましく、梅雨末期の集中豪雨には警戒しましょう。


  さて、 昨日は、街頭宣伝。これまで反応が弱かった福井市内中心部でも、車からの激励がすごい。かねもと衆院予定候補とは別行動だったにもかかわらず、通った車の半分ぐらいから熱い激励があった。
通行人は握手をもとめてきて、「頑張ってくれ」と。タクシードライバーは「あんた佐藤さんやろ。がんばってよ」。ウーン、選挙前からなんか異様な盛り上がり。「自民はダメだし、民主も不安。ここは共産党かな」という感情が広がっているのではないかな。
   小浜市で活動しているかねもとさんからは、「共産党員が増えました!」と連絡。

   さて、以下の赤旗記事にもあるように、『サンデー毎日』19日号は不破さんと中曽根さんの対談。よし、と早速勝木書店にいって購入。うん?対談相手が野村監督・・・・・1週間前の号でした・・・・アチャ(白いお父さん)。福井は発売日が遅いのです・・・・・

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   しんぶん「赤旗」・・・・・・「世紀の顔合わせ」不破・中曽根対談    マルクス、共産党論、そして核密約 『サンデー毎日』19日号

  7日発売の『サンデー毎日』(7月19日号)が「世紀の顔合わせ」と銘打った日本共産党の不破哲三前議長と中曽根康弘元首相の異色の対談を掲載しています。話題は、初めての出会いから旧制高校の思い出、国会論戦からマルクス、核密約問題までスケール大きく広がりました。

最初の論戦は40年前にこの場所で
  「最初にお会いしたのは毎日新聞社のこの部屋(5階貴賓室)ですね」。不破氏は、中曽根氏にこう切り出しました。これは毎日新聞が1968年から69年にかけて安全保障問題で各党を順に政権与党と野党に見立てた政党討論会を行ったときのことです。「共産党政権への質問戦」(69年)のとき、大臣役が不破氏で「野党」自民党からの質問者のトップバッターが中曽根氏だったのです。
  これが、中曽根氏51歳、不破氏39歳での初論戦でした。
  不破氏が「中曽根さんは『共産党政権になると徴兵制をやるのか』なんて(笑)なかなかの“野党”ぶりでした」、質問戦でも「引き際」を心得ていてパッと話を変える、「うまい戦法をとる政治家」だったと振り返ります。
  国会論戦でも、70年の「沖縄国会」でのエピソードが紹介されました。不破氏が「安保条約の建前からいえば、どの基地を返してもらうかではなく、どこを貸すべきかの視点で議論せよ」と迫ったとき、質問後、廊下で中曽根氏が待ちうけ「今の話が沖縄の根本問題なんだ」と“激励”したのです。

「『おっかない』党だと思っていたが」(中曽根氏)
中曽根氏が昔、共産党をどう見ていたかを語ります。「戦後の一時期、共産党が暴力革命に傾斜した印象が強く、『おっかないものだ』と思いました」。そのイメージを変えたのが、不破氏の登場だったと振り返ります。「ところが、不破さんのような市民的で教養主義を備えた幹部が出てきて、その言動や行動で共産党のイメージを修正した。…『これは強敵が現れたな』と思いましたね」

志位・オバマの書簡交換、「政権交代」論…
  対談は、内外の今の政治にも及びました。国会論戦の近況に続いて話題になったのは、核兵器廃絶をめざすと明言したオバマ米大統領と日本共産党の書簡交換。中曽根氏は「いいチャンスを狙ったね。共産党の外交戦略が柔軟性を持ってきた」と評価します。不破氏は「大変な評価をいただきまして(笑)」と応じました。
  日米核密約をめぐる熱い議論のあと、対談の結びとなったのは、次の総選挙への見方でした。
  中曽根氏は「次の総選挙で野党政権が成立する可能性もあり得る」とし、「政党や政治家は今から大変化への処し方、構えを備えた認識力を持たなきゃいかんでしょう」と発言。続いて不破氏。「『政権交代』という4字だけが表に出て、現政権への対抗軸が明確でない点で、状況は93年とよく似ている。結局、当時の非自民連立政権(細川政権)がやったのは政党助成金と小選挙区制だけ…『政権交代』だけで選挙をやったら何が起きるのか、今回もまったく分かりません」
  それを受ける形で、中曽根氏が「不破さんと私はそういうことも心得て、いろいろ判断していかないといけないね」と締めくくりました。

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   中曽根という政治家は「この顔がウソをつく顔に見えますか」との名?文句で国民を欺いたワルだと思うが、共産党との国会でのやりとりを楽しんでいた逸話も残っている。まあ、スケールは麻生氏や鳩山氏の比ではないわな。