前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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「派遣切り許すな」・・・福井地裁で

2009年07月11日 | Weblog
   昨日は、福井地方裁判所でパナソニックエレクトロニックデバイスジャパンで4年以上派遣で働き、「派遣ぎり」にあった河本猛さんが正社員の地位確認をもとめた裁判を傍聴しました。支援者ら約40人が傍聴しました。

   裁判後は、ちかくの弁護士会館での支援集会。海道弁護士は、「パナ社は派遣法違反ない、が労働局の指導を尊重した、との書面をだしている。派遣会社の日本ケイテムも、同様の書面をだしている。法に違反していないのなら、なぜ労働局の是正指導に従ったのか。ウソをついている。事実で反撃していこう」と訴えました。
  河本さんも「当事者こそがたたかって派遣法を改正させていきたい。だから裁判にたちあがった。政党、労働組合とともに頑張っていく」と力強く語りました。

  参加者発言では、「はじめて裁判所にはいった」「ぼそぼそと何をやっているのか、わからなかった」などはじめて裁判傍聴した市民団体のみなさんの発言もあり、運動の広がりを感じました。
   わたしも「河本さんが立ち上がったことで多くの労働者の雇用が守られた。この裁判で河本さんの雇用をしっかり守っていきたい。次回公判までには総選挙もあります。派遣法抜本改正へがんばりましょう」と一言あいさつしました。

   次回は9月14日 午前11時からです。署名運動もすすめています。
多くの県民、市民のみなさんのご支援をお願いしたいと思います。

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   夜は、原発問題住民運動福井県連絡会の会合。11名の死傷者をだした関西電力美浜原発事故を調査された研究者のお話。「なぜ、配管があれだけうすくなって破れたのか、いろいろ理屈はつけるが、本当のところは正確にわからない。運転開始後1度も検査されてこなかったことでの責任があるが、なぜ起訴されなかったのか、と思う。必死で捜査した現場の捜査員は無念だったのではないか」・・・・

   たしかに最近のJR西日本の社長起訴、の判断と比べても、誰も起訴されずに終わらせられたことは改めて問題だと感じます。
   アメリカのスリーマイル事故の時は「罪に問わない」ということで、真実の解明を図り、再発防止を研究したとか。日本の手法は、これでもありません。
   このような態度は、つぎの大事故を準備するのではないか、と心配になります。