前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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コメの暴落で日本は危機に

2009年07月28日 | Weblog
昨日は、雨の中、かねもと幸枝さんと農業会館前で街頭宣伝。コメの暴落問題をうけ、コメ・農業問題をわたしは訴えました。

主食の米は、60キロをつくるために全国平均で1万6412円かかりますが、4月以降の米卸業者間の売買では1万3000円前後に急落しています。大手量販店では、生産者米価に換算して1万円を割る“安売り米”も現れています。
  先日来福された井上さとし参議院議員も、関西のスーパーで福井のコメが10キロ1000円台でたたき売りされている、と暴落の実態を話されていました。
  まさに、このような暴落がつづけば、数年でコメ農家は激減してしまう、と関係者も危惧しています。

いまこそ、政府米の買い上げによる価格安定、大手量販店の買いたたきを規制することが必要です。実際、政府米の買い入れ問題は、在庫100万トンという備蓄水準が求められているのに、88万トンにとどまっています。緊急に買い入れ、コメを支えることが必要です。
このような自民党農政はノー政、といわれるゆえんです。

この点では、民主党も市場原理にまかせればいい、というのが基本の考え方で、ある幹部は「1俵5000円でもいい」と述べた、と報道されていますが、生産費を大幅に割り込んでの国民の食と職をささえる農業はありえません。
イロハをふまえた、政治家が求められていると痛感しますね。
    福井のゆたかな農地と農業を守り発展させる取り組みも、政治に大きく左右されます。公共事業で農業パイプラインをつければ、農業が発展するわけではないのです。