昨日は、福井県医療生活協同組合の第33回通常総代会に午前中だけ評議員として参加しました。日本共産党からは山田かずお・国政対策委員長が来賓あいさつをおこないました。
田中光顕専務理事の報告にたいして、組合員の実態や病院の駐車場、まち時間、インターネットでの評判、未集金対策などさまざまな意見や質問が総代からだされました。本当にみなさんが真剣に「おらが病院」のこととして発展・改善をのぞんでいるのだ、ということを痛感しました。また、あらゆる角度からの意見・質問に的確に回答する田中専務理事の説明はよくわかりましたね。ますます県民の命と健康を守る拠点としてがんばっていただきたいものです。
午後からは、選挙関係の事務的な作業で選挙はがきなどの仕上げ、夜は地域訪問・あいさつまわりでした。
★
読売・福井版・・・・中央政界と地方議会 「ねじれ」
「このまま朗読することが必要でしょうか」。斉藤新緑議長がしびれを切らすように言った。「職員いじめだ」とヤジが飛び交う中、女性職員は約1時間かけて、すべての意見書案を読み上げた。
定例県議会最終日の3月17日、自民党系会派「自民党県政会」は、27件の意見書案を提案した。1947年に記録した1会期中の最多件数(14件)を、この日1日だけで軽々と更新した。「政治とカネの問題」の一掃を求めるなど、多くは政権与党を批判する内容。同会派の県議は「民主党に揺さぶりをかける狙い」と明かした。
◇ ◇
昨年8月の衆院選で圧勝した民主党のアキレスけんが、地方での基盤の弱さ。県内では県議38人のうち、自民党県政会が27人を擁する。対する民主党系会派「民主党・一志会」は10人。昨年10月、会派再編で議員数を倍増させたが、それでも約3分の1の人数だ。
「県議会の最大勢力は自民だが、国への要望は民主の力が必要。気を使わないといけない」。ある県幹部は、政権交代後の苦労を口にする。ただ、北陸新幹線の県内延伸や原子力発電所の安全確保など、主立った県政課題で、両者の主張は重なる部分が多い。「今はいいけど、方向性が大きく異なるテーマが出てくれば大変だ」。県幹部はそう言ってため息をついた。
民主党は、県議会での劣勢に加え、昨年の衆院選は県内3小選挙区で全敗した。参院選の福井選挙区でも2回連続で敗れ、都道府県で唯一、国政選挙の選挙区で自民に議席を独占された。
「三段跳び」。民主党県連代表の松宮勲衆院議員がよく口にする言葉だ。昨年の政権交代が、党勢拡大の第一歩となる「ホップ」。参院選は「自民王国」を崩す「ステップ」に。その勢いで、来春の統一地方選を迎え、大きく「ジャンプ」する――。両党の県連などによると、400人近い県内の地方議員のうち、自民党系は約200人に上るのに対し、民主党系は50人弱にとどまる。
ただ、現在は多数派の自民党側も、支持者離れに苦労している。県議会の自民党県政会は先月、建設業者の業界団体「県建設業連合会」と意見交換の場を持った。冒頭にあいさつした谷口忠応県議は「自民党が下野してから、我々に対して疎遠なよそよそしい態度が見受けられる」と本音を漏らした。
かつて2人の県議を擁した共産党は、2007年の県議選で議席がゼロに。県内の地方議員は約20人で、民主系の半分以下だ。共産党県委員会の佐藤正雄副委員長は「県民の声を国政の場に吸い上げるため、次回の県議選で何としても議席獲得を」と意気込む。
中央政界での躍進と裏腹に、民主党は地方の基盤固めが追いついていない。野党に転落した自民党は影響力の低下に苦悩し、公明党や共産党は2大政党のはざまで存在感が薄れつつある。政権交代後の混迷の中で迎える参院選。人々が直面する<戸惑いの選択>を追ってみた。
(2010年6月12日 読売新聞)・・・・・・・・・・
★
「野党に転落した自民党は影響力の低下に苦悩し、公明党や共産党は2大政党のはざまで存在感が薄れつつある。」・・・・自民党、公明党のことはあたっているのかもしれないが、共産党はどうだろうか。
民主党が次々と公約を破り、菅総理の所信表明では「生活が第一」のキャッチフレーズをなげすて、自民党に「財政再建・消費税増税」での共闘をよびかけるような始末。まさに、アメリカいいなり、財界本位、と自民党に政策的にもちかづいている。
日本共産党は、基地問題ではアメリカ側と直接交渉をおこない、「お引取りください」とズバリ言い、財界がたくらむ「消費税増税・企業減税」にはきっぱり反対をつらぬいている。
ますます存在を光らせている。
福井県政でも、在来線切捨て・財政負担の新幹線計画と危険な原発「もんじゅ」の運転再開との取引を、自民党、民主党、公明党がそろって後押しし、すすめているなかで、きっぱり問題点を明らかにしている。県議会に議席がないのは悔しいが、「議席がないから働かない」党ではない。県民とともに政治を動かす、住民こそ主人公、の立場で奮闘している。
こういう日本共産党が国政でも県政でも議席を増やせば、かならず国民との約束を守り、大きな仕事ができる、と私の経験からも確信している。
田中光顕専務理事の報告にたいして、組合員の実態や病院の駐車場、まち時間、インターネットでの評判、未集金対策などさまざまな意見や質問が総代からだされました。本当にみなさんが真剣に「おらが病院」のこととして発展・改善をのぞんでいるのだ、ということを痛感しました。また、あらゆる角度からの意見・質問に的確に回答する田中専務理事の説明はよくわかりましたね。ますます県民の命と健康を守る拠点としてがんばっていただきたいものです。
午後からは、選挙関係の事務的な作業で選挙はがきなどの仕上げ、夜は地域訪問・あいさつまわりでした。
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読売・福井版・・・・中央政界と地方議会 「ねじれ」
「このまま朗読することが必要でしょうか」。斉藤新緑議長がしびれを切らすように言った。「職員いじめだ」とヤジが飛び交う中、女性職員は約1時間かけて、すべての意見書案を読み上げた。
定例県議会最終日の3月17日、自民党系会派「自民党県政会」は、27件の意見書案を提案した。1947年に記録した1会期中の最多件数(14件)を、この日1日だけで軽々と更新した。「政治とカネの問題」の一掃を求めるなど、多くは政権与党を批判する内容。同会派の県議は「民主党に揺さぶりをかける狙い」と明かした。
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昨年8月の衆院選で圧勝した民主党のアキレスけんが、地方での基盤の弱さ。県内では県議38人のうち、自民党県政会が27人を擁する。対する民主党系会派「民主党・一志会」は10人。昨年10月、会派再編で議員数を倍増させたが、それでも約3分の1の人数だ。
「県議会の最大勢力は自民だが、国への要望は民主の力が必要。気を使わないといけない」。ある県幹部は、政権交代後の苦労を口にする。ただ、北陸新幹線の県内延伸や原子力発電所の安全確保など、主立った県政課題で、両者の主張は重なる部分が多い。「今はいいけど、方向性が大きく異なるテーマが出てくれば大変だ」。県幹部はそう言ってため息をついた。
民主党は、県議会での劣勢に加え、昨年の衆院選は県内3小選挙区で全敗した。参院選の福井選挙区でも2回連続で敗れ、都道府県で唯一、国政選挙の選挙区で自民に議席を独占された。
「三段跳び」。民主党県連代表の松宮勲衆院議員がよく口にする言葉だ。昨年の政権交代が、党勢拡大の第一歩となる「ホップ」。参院選は「自民王国」を崩す「ステップ」に。その勢いで、来春の統一地方選を迎え、大きく「ジャンプ」する――。両党の県連などによると、400人近い県内の地方議員のうち、自民党系は約200人に上るのに対し、民主党系は50人弱にとどまる。
ただ、現在は多数派の自民党側も、支持者離れに苦労している。県議会の自民党県政会は先月、建設業者の業界団体「県建設業連合会」と意見交換の場を持った。冒頭にあいさつした谷口忠応県議は「自民党が下野してから、我々に対して疎遠なよそよそしい態度が見受けられる」と本音を漏らした。
かつて2人の県議を擁した共産党は、2007年の県議選で議席がゼロに。県内の地方議員は約20人で、民主系の半分以下だ。共産党県委員会の佐藤正雄副委員長は「県民の声を国政の場に吸い上げるため、次回の県議選で何としても議席獲得を」と意気込む。
中央政界での躍進と裏腹に、民主党は地方の基盤固めが追いついていない。野党に転落した自民党は影響力の低下に苦悩し、公明党や共産党は2大政党のはざまで存在感が薄れつつある。政権交代後の混迷の中で迎える参院選。人々が直面する<戸惑いの選択>を追ってみた。
(2010年6月12日 読売新聞)・・・・・・・・・・
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「野党に転落した自民党は影響力の低下に苦悩し、公明党や共産党は2大政党のはざまで存在感が薄れつつある。」・・・・自民党、公明党のことはあたっているのかもしれないが、共産党はどうだろうか。
民主党が次々と公約を破り、菅総理の所信表明では「生活が第一」のキャッチフレーズをなげすて、自民党に「財政再建・消費税増税」での共闘をよびかけるような始末。まさに、アメリカいいなり、財界本位、と自民党に政策的にもちかづいている。
日本共産党は、基地問題ではアメリカ側と直接交渉をおこない、「お引取りください」とズバリ言い、財界がたくらむ「消費税増税・企業減税」にはきっぱり反対をつらぬいている。
ますます存在を光らせている。
福井県政でも、在来線切捨て・財政負担の新幹線計画と危険な原発「もんじゅ」の運転再開との取引を、自民党、民主党、公明党がそろって後押しし、すすめているなかで、きっぱり問題点を明らかにしている。県議会に議席がないのは悔しいが、「議席がないから働かない」党ではない。県民とともに政治を動かす、住民こそ主人公、の立場で奮闘している。
こういう日本共産党が国政でも県政でも議席を増やせば、かならず国民との約束を守り、大きな仕事ができる、と私の経験からも確信している。