前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

明日公示。「揺れる選択」は

2010年06月23日 | Weblog
県民福井・・・・・ 見あたらない大樹 揺れる選択 ふくい =上=
2010年6月22日

推薦の「効力」も不透明 業界団体
 
  「各地域の農業者の声を反映させるにはこれしかない」。参院選の公示日が三日後に迫った二十一日、県農政連選挙対策委員会を終えた山田俊臣会長は厳しい表情で語った。これまでの選挙では、スムーズに「自民推薦」で団結してきた県農政連。この時期までもつれて結論を得たが、各支部に判断を預ける格好となった。
 福井選挙区、比例代表ともに自民支持を鮮明にするのを避けたが、出席者からは「県組織の存在意義がない」「要件を満たした推薦の見送りなどかつてない」などと反発する声が漏れた。

 政権交代後の昨年十月、長年の自民党支持から“全方位外交”にかじを切った農協(JA)グループ。保守王国といわれる福井の政治団体も、例外ではなかった。
 「自民がどれだけ県内の農業に貢献してきたか」。当初、結論を得る予定だった十日の総会では、大野支部の役員が集まった四百人に向かって深々と頭を下げた。会場からは「手のひらを返すようなまねはできない」といった声もあった一方「政権与党に配慮しないと、政策にわれわれの意見が反映されない」との意見も出され、結論が持ち越されていた。

 こうした戸惑いは、ほかの業界団体にも共通する。県内の経済団体を網羅する県経済団体連合会は「推薦なし」とした。川田達男会長が各団体の心情を代弁する。「地域の課題解決のために政権与党と離れられないが、これまでの自民党とのつながりもある」
 これまで、多くの業界団体が与党だった自民党を支えて政権とのパイプを築き、自分たちの望みを政策に反映させてきた。その構図は昨夏の総選挙で瓦解した。しかし、その後、自民は巻き返しの力強さを欠き、民主はマニュフェストの大幅見直しが続く。ともに先行き不透明感がつきまとい、多くの団体が様子見しているともいえるのが現状だ。

 「それでも影響はないんじゃないか」。自民職域支部を持ちながら、双方推薦とした県建設業連合会のある幹部は「正直に言うと」と声をひそめる。「昔のような団体のまとまりはなく、どちらかを推薦したところで、若い世代の投票動向は左右できない」と打ち明ける。
 自民職域支部を解散し、今回福井選挙区では自主投票とした県医師連盟のある幹部も冷めた表情。「推薦を出してもどれだけの人がついてくるか正直分からない」
 政治団体の推薦の「効力」が弱まり、安定感のある大樹も見あたらない中、選挙戦の火ぶたが切られる。

  ◆  ◆

 “自民王国”といわれた福井にも政権交代以降、変化の波が訪れている。これまで自民を支持し続けてきた業界団体が、自民、民主双方の「両にらみ」へと移行。ほかの政党も、二大政党のすきを突こうと虎視眈々(たんたん)と支持拡大を狙う。参院選公示を直前に控えた県内の政局情勢を探る。・・・・・・・・・・


       ★

    この記事にあるような変化はわたしたちもいろいろ実感してきた。
たとえば、
・ JA県大会で初めて共産党があいさつ。その後、中央会とも懇談。共産党演説会にメッセージがよせられる。
・ 県森連や医師会関係ともはじめて懇談が実現、
   など。

まあ、「自民の重し」がとれて、本音で話しやすくなったということもあるだろう。
「共産党の政策が一番いいと思います」と幹部から言われたことも何度かある。

考えてみれば、かつて衆議院中選挙区時代は4人区。昨年は小選挙区は3区とも自民が独占、だが民主が比例復活などで4議席得て、衆議院が自民・民主で7人もいるが、福井県民には国政の「恩恵」は感じられない。某自民県議ですら「福井の国会議員は働きが悪い」とぼやいていたが。

そのうえ、民主・自民で消費税増税の大連合構想、では県内の業界のみなさんも嫌気がさしてくるのは当然ではないか。白けている県民の方も多いように感じる。
そこで、日本共産党の政策を知れば、真っ当に、新鮮に感じられるのかもしれない。

さあ、明日は公示です。

比例の かわえ明美さんが福井県での「最後の訴え」。25日金曜日 午後7時。国際交流会館ホール。
ぜひ、おいでください。